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提督はBarにいる。
末っ娘の涙と提督の祝福
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ありがとう…ございます……!」

 霧島はボロボロと泣いて肩を震わせていた。その背後では金剛も、霧島に負けず劣らずぐちゃぐちゃになっていた。

「さて、善は急げだ。6月ももう残り少ないからな、ジューンブライドを挙げるなら急ピッチで式場抑えないとな」

「え? え?」

 混乱する霧島をよそに、電話を手に取る俺。電話をかける先はブルネイの憲兵隊庁舎だ。

「まずは新郎新婦が面突き合わせて打ち合わせせんとなぁ?」

 俺はそう言ってニヤリと笑い、電話番号を入れる。さぁて、忙しくなるぞ。

「ちょ、待って下さいよ司令〜!」

 と絶叫している霧島は、とりあえずシカトする事にした。
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