暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
冷めても美味しいお弁当講座・サブのおかず編A
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 さて、お次は豚バラ肉と蓮根を使った炒め物を一品。

「あれ?豚バラ使うんですか?」

「あぁ、使うのを避けた方が良いとは言ったが、使わないとは言ってないぞ?」

 豚バラは脂身も多いが、その分味わい深い肉の部位でもある。使わない手はないだろう。ようは余分な脂をどう処理するか……それがポイントだ。

《蓮根と豚バラのカレー炒め》

・蓮根(皮なし):200g

・豚バラ薄切り肉:70g

・ごま油:大さじ1

・カレー粉:小さじ1

・めんつゆ(2倍濃縮):大さじ1

・パセリ:適量

 まずは食材選びとカットから。豚バラは出来る限り脂身の少ない物を……ってのは、当然だな。蓮根は皮を剥き、3mm幅で銀杏切りにして薄い酢水に5分程さらしておく。豚バラは3cm幅にカット。

 さて、炒めていこう。フライパンにごま油を引いて熱し、中火で豚バラを炒めていく。ジュウジュウといい音と共に、肉の焼ける美味そうな匂いが漂う。それと同時に脂も染み出して来ている。

「やっぱり出て来ちゃうんですねぇ。どうするんですかコレ?」

「安心しろ、その為の蓮根だ」

 豚バラの色が変わった所に水を切った蓮根を加えて炒めていく。

「蓮根をはじめとする根菜の類いは、水分や油分を吸い取って自分の中に閉じ込めてくれる。豚の角煮なんか作る時に大根入れたりする人いるだろ?」

「あぁ、たまにいますね」

「ありゃ大根の酵素で肉を柔らかくする意味もあるが、大根が余分な脂を吸ってくれてサッパリさせてくれるからだ」

 それに、脂と共に溶け出した旨味を吸った根菜類は、絶妙に美味い。そういう効果も狙って、豚バラに蓮根をチョイスした。

 中火を維持したまま蓮根を加えて3分程炒めたら、めんつゆとカレー粉を加えて絡めながら、水分が飛ぶまで炒めてやったらパセリを振って完成。

「カレー味ってご飯が進みますよね、やっぱり」

「まぁ、あんまり嫌いって奴は聞かねぇよな」






 脂の多い肉と根菜の組み合わせの弁当に向いているおかずをもう一品。今度は牛肉を使った炒め煮……『牛ごぼうのしぐれ煮風』を作ってみよう。

《決め手は蜂蜜、牛ごぼうのしぐれ煮風》

・牛切り落とし:100g

・糸こんにゃく:50g

・ごぼう:100g

・醤油:大さじ2

・酒:大さじ1

・蜂蜜:大さじ1〜2

・鷹の爪:お好みで

・ごま油:小さじ1

・水:大さじ1

・片栗粉:大さじ1/2


 まずはごぼう。今回は食感も楽しみたいのでささがきではなくスライサーでスライスしていく。その後は酢水につけて灰汁抜きをしておく。牛肉は食べにくそうなら適当な大きさにカットしておく。

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ