冷めても美味しいお弁当講座・サブのおかず編A
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ごま油を引いて鷹の爪を加えて軽く炒め、香りが出てきたら牛肉を炒める。サッと炒めて色が変わったらごぼうを入れ、ごぼうの香りが立ってくるまで炒める。
ごぼうからいい香りがしてきたら醤油、酒、蜂蜜、糸こんにゃくを加えて蓋をしたら、10分程煮る。
「砂糖じゃダメなんですか?」
「蜂蜜が牛の脂を固まりにくくするんだ。それに、砂糖だとベタついた味になるから弁当向きじゃない」
ごぼうと糸こんにゃくにしっかりと味が染みたら、水溶き片栗粉でとろみをつけて完成。
「すき焼きっぽい味付けですけど、蜂蜜のおかげでサッパリしてますね」
「それと鷹の爪だな。後からピリッとしていいアクセントだろ?」
「でも、これだと葉物野菜が無いですね。何かいいレシピはありますか?」
教えたレシピを思い出しながら尋ねてくる五月。もちろん、ポイントを押さえて葉物野菜メインのメニューも教えるつもりだ。
「んじゃ、肉野菜炒めといきますか」
「え、でもお肉を使ったらベタベタになっちゃうんじゃ……」
「誰も精肉を使うなんて言ってないぞ?使うのはハムやベーコン、ウィンナー等の加工肉だ」
加工肉は脂が多いように見えて、その実加工の途中に余分な脂は削ぎ落とされる為に少な目だ。それに一度火を通している物が殆どなので脂が固まりにくい。弁当にはうってつけ、というワケだ。
《提督流・基本の野菜炒め》
・キャベツ:250g
・人参:30g
・ピーマン:1個
・ベーコン20g
・サラダ油:小さじ1
・塩小さじ1/3
・お好みの味付け:適量
さぁ、野菜を刻むぞ。野菜炒めはシャキシャキとした食感も楽しみたい。なのでキャベツは小さくなりすぎないように、一口大にカット。人参、ピーマン、ベーコンは細切りに。
さて、刻み終わった所で炒めていこう。フライパンにサラダ油を引いて熱する。
「材料に比べて油が少なすぎませんか?もう少し入れた方が……」
「ベーコンからも油が出るし、何よりキャベツから水が出るからな。他の具材は半分蒸し焼きに近い状態になるから、実はこのくらいの油で足りるんだ」
油が温まったらベーコンを投入。サッと炒めて香りが立ったら野菜を全て入れて、全体が混ざるように鍋を振りながら炒めていく。
「おぉ〜、プロっぽい!」
「アホか、この位練習すりゃ誰でも出来るわ」
具材が混ざって油が回ったら、ここに塩を小さじ1/3。
「こんな少しの塩で味付けですか?」
「違う違う、この塩は野菜をシャキッとさせるのと、発色を良くする為の塩だ」
炒まり過ぎる前に塩を振る事で水分を適度に抜いて歯応えを残すのだ。更に塩が野菜の発色を良くし
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