第八十四話 地獄の番人達
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」
ガルム「然り。 そういう貴様は妖精か。 これより先はヘル様の住む場所。 生きた者は勿論死んだ者も近づかない場所だ。 これ以上近付くと言うならば排除する。」
その言葉と共に八本のHPバーが出現した。
アーサー「いや、無用な戦いは避けたい。 大人しく引き下がれば見逃してくれるか?」
ガルム「無論だ。 ヘルヘイムで何をするかは余程の事が無い限りは貴様等の自由だ。」
話の通じる相手で良かった。
アーサー「だそうだ。 戻るぞ。」
そのまま大人しく引き上げる。
その後ヘルヘイムのマッピングを粗方終えた俺達はミズガルズに戻った。
〜side out〜
〜キリト side〜
キリト「クソ暑っ!!」
ケイタ「いや、これはもう『暑い』じゃなくて『熱い』だよ。」
ゴウ「上手い! 座布団一枚!」
リン「ふざけてないでサッサと耐熱用アイテム使いなさい!」
そして耐熱用アイテムと耐熱バフをかけて、ようやく耐えれるくらいの暑さになった。
サチ「まだ暑い。」
キリト「運営、頭おかしいだろ。」
アスナ「実際、既に何人かのプレイヤーが運営に苦情入れたって。」
ケイタ「だろうね。」
キリト「さてと、こんなクソ暑いところ長く居たくないからな。 とっとと調べて帰ろう。 ここのモンスターは殆どが火山帯に住むモンスター。 時々、炎の巨人族。 以上。 はいgo。」
そして暫く歩いていると、
アスナ「ねえ、キリト君。 あそこにある宮殿みたいな建物って。」
キリト「あぁ。 十中八九、炎の巨人族の王、スルトの宮殿だろう。 と言うかそれくらいしか思い当たるものがない。」
サチ「どうするの?」
キリト「・・・取り合えず近付いてみよう。 炎の巨人族がいるかもしれないから注意してな。」
そしてその建物に近付くと、
???「ここから先には行かせないよ。 妖精。」
一人の巨人族の女性が現れた。
シンモラ「我が名はシンモラ、スルト様の妃にて、スルト様をお守りする者。 力ずくでここを通るなら、相手になるよ!」
一歩踏み出すと合計七本のHPバーが出現した。
キリト「ま、待ってくれ! 戦う気はない!」
シンモラ「なら、早く来た道を戻りな!」
キリト「わ、分かったよ。」
流石にボス戦をする用意もしてなかったのでここは大人しく引き下がる。
ケイタ「何だったの、あの人。 シンモラって言ってたけど。」
キリト「シンモラって言うのは炎の巨人族の王であるスルトの后で、炎剣レーヴァテインの管理者だ。 それはともかく、これ以上先には行けないんだ。 帰ろう。」
マッピングを終えた俺達はミズガルズに戻った。
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