冷めても美味しいお弁当講座・サブのおかず編
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ロッコリー:適量
・マヨネーズ:適量
・とろけるチーズ:適量
こっちも簡単で豪勢に見える、主婦には助かるおかずだな。
軽く塩を入れてゆでておいたブロッコリーを耐熱シリコンカップに入れて、上にマヨネーズとチーズをかけ、肉じゃがグラタン同様トースターで焼くだけ。ブロッコリーは予め茹でて冷凍しておいてもいいぞ。2〜3ヶ月は保ってくれるからな。余ったらシチューなんかにぶちこめば冷凍焼けを起こして食材を無駄にする、なんて事もない。最悪茹でて凍らせておいたブロッコリーを、マヨネーズを入れておいたシリコンカップに入れるだけでも一品になるしな。
「でも意外です、提督は作ってすぐに食べる料理が専門だと思ってました」
「バカ言え、『弘法は筆を選ばず』って言うだろ?俺は余程凝った料理でなけりゃあ得意なの」
元々学生の時分には既に、我が家の台所の半分は俺が仕切っていた。多い時には(自分の分を含めて)5人分の弁当を、朝の限られた時間で作らにゃいかんかったからな。自然と常備菜やら弁当向けの料理の作り方が身に付いた、ってワケさ。
「ご、5人分ですか……大変ですねぇ」
「ウチのお袋も苦労したろうさ。何せ俺がこっちに移住してから一番下の妹が出来たからな」
「え゛っ?」
「いやぁ、俺もびっくりしたもんさ。珍しくお袋から電話が来たと思ったら、『妹出来た、もう6ヶ月だって……』だもんなぁ」
ケラケラと笑う俺の横で、まさに茫然と言った表情の五月。
「という事は幾つの歳の差なんですか?」
「え〜と……21だな。ったく、ウチの親父が猿過ぎるんだよなぁ、だって55で妹こさえてんだぞ?帰れるなら速攻で帰ってバカじゃねぇのかとぶん殴ってやりたかったね」
ウチの親父は最近怪我をして大工は引退したらしいが、アッチの方は未だ現役、今も若いねーちゃんの尻を追っかけ回してお袋とバトルを繰り返してるらしい。全く、活きが良すぎるぞ、親父よ。
「それ、下手すると提督の隠し子だとか疑われません?」
「はぁ?ないない、地元に居たら勘違いされるかもは知れんが、それは流石にねぇよ」
話がウチの家庭事情の話に逸れてしまったな。本筋に戻ろう。
「こっからは弁当によく入っている野菜のおかずをオレ流にアレンジしたメニューを幾つか伝授するぞ」
「は、はい。お願いします!」
「まずはきんぴらごぼうをアレンジした炒め物だ」
《洋風アレンジ!ごぼうのツナマヨ炒め》
・ごぼう:150g
・コンソメ:小さじ1/2
・ツナ缶:1/2缶
・マヨネーズ:大さじ2
・黒胡椒:お好みで
・白いりごま:適量
まずはごぼう。ささがきにして灰汁抜き
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ