716部分:第百六話 剣と剣その二
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クの言葉を聞いて述べた。
「それだけの志を持ちながら」
「アーレス様にお仕えしていることがだというのか?」
「それは違う。貴様が敵であるということだ」
「そのことがか」
「そうだ、貴様と敵であることがだ」
そのことが惜しいというのである。シュラはここでも偽りを語ってはいなかった。真実を語りだ。そのうえで目の前のジークを見据えるのであった。
「そのことがだ」
「惜しいか」
「惜しい、だが」
「闘うのだな」
「貴様も逃げる筈がない」
それは最初から有り得ないとわかっていた。既にだ。
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