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提督はBarにいる。
6月第3日曜日・12
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加熱絡みの失敗が無いし、何よりも食べやすい。短時間で仕上げる為に煮込むタイプのように旨味が逃げ出し過ぎない。熊野はじっくりと煮込むタイプを選んだにも関わらず、薄切りの肉をチョイスした。それが唯一にして最大のミスだ。

「手厳しい、というのは否定しない。だが、お前が聞いてきたんだからな?熊野」

 そう言って俯いたままの熊野に視線を送る。熊野は下唇を噛んだまま、俯いて踵を返して行ってしまった。

「ホントに手厳しいねぇ、提督は」

「聞かれたからにゃあはっきりと言わねぇとな」

「でもまぁ熊野は負けず嫌いだからね〜、多分すぐにでも復活するっしょ。また作って来た時には味見してあげてね?」

 そう言って鈴谷はニコリと笑って、熊野を追うように歩いていった。
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