6月第3日曜日・11
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そう言って夕立は俺の唇に不意打ちのキスをして、俺の膝上から下りた。
「えへへ、じゃあねてーとくさんっ!」
そう言って頬を赤らめた夕立は、人混みの中に消えていった。呆然とする俺達夫婦を残して。
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