追憶の未来 中編
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こで精神を壊す。もう後戻りが出来ないほどにね』
「ざけんな…………テメェの思い通りにはさせねぇ。そもそも、イジメる側には多大な問題はあるけどよ、イジメられる側にも問題はあんだよ」
『いいや、僕には何も問題は無かった。悪いのは全部君達だ』
「違ぇよ。お前は考えた事があんのか?自分の何が悪いのかって。どうすれば良かったのかって。ただ憎悪を向けただけじゃ、イジメは無くならねぇんだよ」
『………………黙れよレイ。それで解決するなら、とっくに解決してる。そこまでイジメる側を正当化する気か?ふざけんな。そんなの許す訳ないだろ』
「正当化する気なんてねぇよ。完全に悪者だろ。けど、人を殺したお前と、イジメてた側。どっちの方が悪い?いいや、どっちも悪い。お前も同類なんだよ」
『黙れレイ…………偉そうに説教すんな……! 』
アルケオニスガンダムは右翼をパージすると、ログで見た巨大な黒い翼が生えた。そして、右腕から右胸部にかけて赤黒くなっていた。
『もういい。会話は不要だ。今ここで君を潰す』
そう言うと、黒い翼ごと刀で空を凪ぎ払った。凪ぎ払って起きた風圧が襲い、耐えようとするが吹き飛ばされてしまう。
「ぐぅ……! 」
体勢を立て直そうとすると、既に目の前には刀を頭上に構えたアルケオニスガンダムが迫っていた。
そのまま刀を降り下ろされ、エネルギーを込めた刀で受けるが、衝撃に耐えきれず地面に叩きつけられてしまう。
「がはっ…………! 」
叩きつけられた衝撃で跳ね上がり、すかさず回し蹴りを入れられ、また吹き飛ばされてしまう。その際、また頭に映像が流れる。しかし、その映像は一度見たことのあるものだった。
小さい頃の俺が、食いつくようにテレビに見入っていた。
この映像は………あの時の…………そういや、俺は何を見てたんだ?
『レゾナンス……!! 』
『ファイナル……!! 』
《ケルサスガンダムエクシードはグラディウスとルミノックスに虹色の粒子を纏わせて、高速に移動してガンダムアルカナムに接近する。
ガンダムアルカナムはヴァワチュールリュミエールと電撃を七聖刀 北と南に纏わせて同じくは高速に移動して接近してきた。》
『『バーーーストーーーーーーー!!!!! 』』
《ケルサスガンダムエクシードのルミノックスを突き出すと、ガンダムアルカナムも七聖刀 南を突き出しており激突する。》
【すげえ………】
《夏休みに入ってすぐに宿題を母親に強制的にさせられていた。母親が買い物に行った隙にサボろうとして偶然TVをつけて見ると、そこには『全日本ガンプラバトル選手権 中高部 全国大会決勝戦』がやっていた。》
《なんとなく見ていると、次第に目を離せなくなり、
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