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聖闘士星矢 黄金の若き戦士達
711部分:第百五話 光の力その一
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第百五話 光の力その一

                     光の力
「見るのだアスモデウス!」
「さらに来るというのか!」
「そうだ、フォトンドライブ!」
 全身からこれまで異常に凄まじい小宇宙を放ってきていた。アイオリアの身体も力を放っている。立ち上がった姿勢で両手に力を込めて吼える様になっている。
「これが第三の段階だ!」
「これ程までとはな」
 リゲルもそれを見て驚きを隠せない。
「そうか、これ程か」
「逃げはしないだな」
「狂闘士に逃げるという言葉はない」
 それはないというのである。
「そしてだ」
「そしてか」
 ここでもこうしたやり取りになるのであった。
「このリゲルはアスモデウスだ」
「魔神達の中でもかなりの力を持っているな」
「かつてアーレス様の御傍でオリンポスの他の神々、そして天闘士達を争ってきた頃からだ」
「その名は知られていたな」
「まず我等八人がいた」
 八大公である。
「この俺はそれからも様々な戦いを経てきた。アーレス様の為に多くの戦いを経てきたのだ」
「それが貴様か」
「そういうことだ。その俺が何故下がるか」
 また言ってみせたのだった。
「それは有り得ないことだ」
「そうだな。貴様に限って有り得ないことだ」
「そして貴様はそれがわかっている筈だ」
 今度言ってきたのはこのことだった。
「そうではないのか」
「今それがわかった」
 アイオリアが今出した言葉は肯定のものであった。
「そうだったな。あの時の聖戦でもだ」
「そうだ。あの時に既に我等は闘っている」
 リゲルは己の流星達の中で語る。
「それを思い出したなら何よりだ」
「そうだったな。しかしだ」
「しかしか」
「あの時はこの技を使わなかった」
 この話もするのだった。
「あの時はな」
「しかし今はか」
「あの時の俺と今の俺は確かに同じだ」
 アイオリアはそれは認めた。
「しかしだ。同時に違うものだ」
「違うか」
「そうだ、違う」
 まさにそうだというのである。
「貴様は同じかも知れない。しかし俺はだ」
「同じであり違うか」
「その証が今の俺のこの技だ」
 小宇宙がさらに燃え上がってだ。そうしてである。
「おおおおおおおおおっ!!」
「来たか!?」
「遂にこの時が来た!」
 アイオリアは叫んだ。
「受けよアスモデウス!」
「この技は」
「そうだ。フォトンバースト!」
 彼を中心として凄まじい爆発が起こった。
 そしてその爆発にだ。リゲルも巻き込むのだった。
「なっ、何、これは!」
「この技、避けられるか!」
 その爆発の中心から叫ぶ。
「これをだ!」
「うっ!」
「これで終わりだ!」
 言いながらその爆発する小宇宙をリゲルに対して
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