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奇妙な暗殺教室
交流の時間その2
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。」




そういう彼の言葉は一言で表すのなら『希望』を感じされるほど気高い言葉だった。しかし、その言葉を発した彼自身の目はその真逆……『深く』『暗く』…それでいて『静か』で一点の曇りのない澄んだ目をしていた。



「他に聞きたい事は?」



「うん…もうないよ。ありがとね態々時間とらせちゃって」



この時彼女は嘘をついた。本当はまだ聞きたい事は何個かあった。しかし、聞く事は出来なかった。丈一郎の目は矢田の事を見ていなかった。これ以上踏み込んでくるなという凄みが滲み出てきた物が矢田桃花という存在を完全に否定していたからである。




「気にしてない。偶にはこういうのも悪くないからな」




丈一郎はそう言うと何も言わずに教室に戻っていった。


















そしてそれから数十分後、丈一郎は授業の準備を終え席に着いていた。だが、いつもと様子が違った。




「ねぇジョジョ…」



「なんだカルマ…いまテメェーと話す気分じゃあ無いんだ要件があるなら30文字以内で簡潔に述べろ」




「じゃあ遠慮なく…なんでそんなに分かりやすく落ち込んでんの?」




丈一郎は目に見えて分かりやすいぐらいに落ち込んでおり、いつもの毅然とした態度とはかけ離れていた。




「別に……自分の未熟さのせいで死にたくなっているだけだ。」




「はぁ?意味わかんないんだけど」




カルマがそう言い頭を抱える中、丈一郎は自分の心の中で自分の未熟さを恥じていた。




ちくしょう……昔ほどじゃあ無いがあの事を思い出すと気分が沈んで碌でもない行動を取ってしまう。いつもの不良どもなら兎も角、相手は何も知らない女子に目で八つ当たりをしてしまった。マジで自分が許せない




「俺にも色々あるんだよ」



「ふーん…まぁ、ジョジョが落ち込んでる所なんて初めて見れたから個人的に面白いから良いんだけど」



「俺はお前のオモチャか」



そんなもんもんとした感情を自分の中で押さえつけていると殺せんせーと防衛省から送り込まれ、表向きのE組の担任と体育を担当している烏間先生と今日から配属されるであろう金髪の英語教師(?)が入ってきた。
だが、その英語教師は俺にとって顔馴染みで最も出会いたく無い人間ランキングでも五本の指に入る程嫌いな奴だった。





「イリーナ……イェラビッチ」




どうやら今日の俺はとことん運が無いらしい。そしてこういう日に限って碌でも無い事が起きる。そんな確信が俺の中でサイレン音をガンガン響かせて
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