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奇妙な暗殺教室
交流の時間その2
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さも当然の様に答える倉橋に流石の丈一郎も苦笑いを浮かべる。



「そうだよって……お前らこんなにことの為に態々朝早く学校に来て…実はアホなのか?」



俺がこの校舎についたのは午前6時半ぐらいだ…他の連中が何時に来るのは知らんがそこまで早く来るのは俺ぐらいだろうに…やっぱりこいつらって相当アホなのか?それともあのタコのせいで感覚鈍っているのか?




「だってさ〜ジョジョって本校舎にいた時からバリバリの不良で有名だったのに授業とか真面目に受けてるし…噂とは真逆で意外だからね」



「うん……授業も真面目に受けない怖い人のイメージだったから真面目に授業受けてしかも放課後とか殺せんせーに授業の質問してたりするのを見てると……ね?」




「ほほぉ〜〜可愛いお嬢様達が相違おっしゃっておりますが、ジョジョさんそこら辺どうなんですか?」




上から倉橋、矢田、中村が丈一郎に対する疑問を問いかける中、丈一郎は彼女たちの疑問などう答えれば良いか迷っていた。




「(さて……どうする?俺の夢を下手に話せばこいつらが俺にとって邪魔な存在になり兼ねない…かと言って嘘を言えばなまじ鋭い中村が勘付く……まぁ嘘を真実で固めれば問題ないかな?)」





言う方向性が決まった丈一郎は今彼女達か知りうる事実を織り交ぜながら語り始める。




「最初の自己紹介でも言ったが俺はトラブルが嫌いだ。トラブルは俺の目指す夢の大きな障害にしかならない。そんな障害に態々飛び込んでいくなんてバカのする事だと俺は考えている。だから俺はその障害を避ける為の努力をしている」




事実、俺はトラブルが嫌いだ。この不幸体質のお陰で俺は今まで碌なことがない。生と死の境目に立ち死にかけた事だってざらにある。俺はある夢を叶えたい。それを叶える前に死んでしまったら元子もない。だから俺はトラブルが嫌いだ。




「そして俺はトラブルを回避する為に中国の兵法書の孫子を参考にしている。その中の1つに『百戦百勝は善の善なるものにあらず。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり。』と言うものかある。」




「え?百戦百勝は善の……なにそれ?」



「つまりどういう事?」




いきなり小難しいワードが出て来たので中村と倉橋は首を傾げる。




「分かりやすく言うと戦って勝ち続ける事は好いことだと思うかもしれないが、実はそうでもない。勝ち続けたとしても、犠牲を伴ったり、高いリスクがある勝負を繰り返していれば、負けた時に甚大な被害を負い命取りになることもあるってことだ。」



怨みっていうのは恐ろしい物で時に人間ではとても出来ないよう
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