暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
6月第3日曜日・2
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ドーモ、青葉=デス」

 今日は礼儀正しくお辞儀する青葉。アイサツは大事、古事記にもそう書かれている。

「こうなれば最終手段デス。青葉=サン!クッキングの様子をピーピングしてきて下サーイ!」

「お任せください!それでは!」

 そう言うや否や、青葉は執務室から風のように駆け抜けていった。

「……いいんですか、お姉様?」

「背に腹は変えられないネ〜…」

 フゥ……と溜め息を吐いた金剛は、自ら淹れた紅茶を一口啜った。




 ハイ、という事で鎮守府の清く正しい広報担当(自称)青葉です!ここからは私の取材(潜入)スキルを駆使して、各調理班の試作品調理の模様をお届けします!都合上SS形式(プラス青葉の実況?)となりますのでご注意です!

〜第6駆逐隊のお料理【レディに相応しい料理】〜

雷「ーーという訳で、申請してきたわ!」

暁「私達の実力を見せつけるチャンスね!」

電「はわわわ……大丈夫かな…心配なのです…」

響「大丈夫、よほど難しい事をしなければ大失敗にはならないさ」

電「そ、そうだよね!……うん、がんばるのです!」

響「ところで、何を作る予定なんだい?私は何も聞いていないのだが……」

暁&雷「雷(暁姉)、言ってあげなさい!」

暁&雷「……えっ、雷(暁姉)が決めたんじゃないの!?」

うわぉ、息がピッタリですねぇ暁ちゃんと雷ちゃん。しかしこれは……

雷「だって、暁姉が『レディに相応しい料理を作るわよ!』って言ってたから決まっている物だと…」

暁「な、なによ!雷だって私がちょっと(?)お料理が苦手なの知ってるでしょ!?それに雷ならエレファントなお料理知ってると思って……」グスッ

電「お姉ちゃん……それをいうならエレガント。エレファントはぞうさんなのです…」

こんな時でもツッコミを欠かさない電さん、流石です。

響「つまりは……」

電「ノープラン…なのですか……」

6駆「「「「これは大ピンチ(ね・だわ・だね・なのです!)」」」」

まずいことになってきましたねぇ……お料理が決まっていないのに申請したのでは間に合わない可能性が。

雷「計画変更よ!パーティ料理で好まれて、且つ失敗の少ない料理にするわ!」

お、切り替えが早い。流石はロリお艦と呼ばれる雷ちゃん。

暁「そうね、お料理の見栄えも大事だけど、約束したモノを出せない方がレディとしてあるまじき事だわ!」

響「そうだね……凝った料理は空母や戦艦、重巡の人達が作るだろうから、私達はシンプルな料理にした方が喜ばれるかもしれない」

電「そうですね、出来るならおつまみにも出来る方がいいと思うのです。司令官さんはとってもお酒が好きだと言ってたのです!」
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