ガンダムW
1557話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ろうとするのを、バルカンとマシンキャノンを使って妨害してくる。
こちらの進行方向へと向かって放たれるその攻撃は、命中してもトールギスの装甲であればそこまでダメージにはならないだろう。
しかし、確実に動きを鈍らせる効果はあった。
「さすがにやる!」
一撃で倒すのは無理と考え、少しずつであってもこちらにダメージを与える手段に出たか。
向こうにとっては、すぐにでも俺を倒して総会をやっている建物に突っ込みたいのだろうが……この辺の判断力は、さすがだな。
ここで一気に俺を倒そうとすれば、結局戦いが長引いて自分達が不利になると理解しているかのような戦闘方法。
だが……だからといって、こちらもそう簡単にやられる訳にはいかないんだよ!
スーパーバーニアを使い、ウイングガンダムとの距離を開く。
すると当然のように、待ってましたと言わんばかりにヘビーアームズのビームガトリング砲がこちらへと向かって放たれる。
スーパーバーニアを使ってその攻撃を回避しつつ、ウイングガンダムとの間合いを考える。
本来なら援護攻撃を行っているヘビーアームズの方を先に倒してしまえばいいんだが、ここまでの戦いですでにかなりの弾薬を消耗している。
であれば、ビームガトリング砲を使い切れば残る武器は腕のアーミーナイフだけだ。
そうなってしまったヘビーアームズは、それこそ体のいいカモでしかない。
スーパーバーニアを全力で噴射させ、複雑な……普通の人間であれば、まず意識を保ったままではいられないような急激な軌道を描きつつ、ヒイロのウイングガンダムへと向かって、シールドを構えながら突っ込んでいき……
「ちぃっ!」
ウイングガンダムとぶつかる直前、スーパーバーニアの方向を変えて上空へと急上昇する。
そして……一瞬前までトールギスのあった場所を、大量の炎が通り過ぎていくのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ