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メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編 第6話:「修練(きょうしつ)」Cパート 前半
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「開始して25分程か」
「まだ、そんだけか。もう1時間以上やってる気分だぜ」
彼らは、少しくたびれたのもあり、車内は負のオーラが漂い始めた。
それから周囲を加埜に見張らせ、いつでも出られるように操縦席で待機している矢元。
そして、車内で天桐、早間、城ノ崎の3人で今後の作戦を考えることにした。
今日のために作った作戦ノートや色々な情報をまとめたノートと地図に目をやつ3人は話し合った。
「やはり、プランDだろ。相手が後ろから追ってくると考えれば」
「けど、あの子達なら気付いてしまうリスクがあるよ」
「ここの地形を活かしてプランCでどうですか。リスクはありますが」
「うーーーん」
天桐が難しい顔で考えている
ザーーー
大きな音が外から聞こえてきた。降ってくる雨の量が段々増えだしたのだ。次第に雨の勢いは増して
いき本降りとなったことで、車内からでも十分に分かる雨音になった。天桐は車内なのに上を見ながら言った。
「雨が酷くなってきたな」
すると、ハッチが開いて雨が車内に入ると加埜が中に戻ってきた。
「うわ、ひでー雨だぜ。おい、見張りはいいだろ」
ハッチを閉めてから加埜は頭の雨水を払った。
「あぁ」
「これでお互い視界が悪くなったことで発見しづらくなりましたね」
「あぁ、だが先に見つけられるのはあちらだろうな。経験上だと」
「だよね」
その間に加埜が入ってきて。
「どうだ作戦は?」
早間は、それに対して答えた。
「いや、それが中々いい案が思いつかなくて」
「お前さん。俺たちより戦車に詳しいだと何か作戦とか色々知ってるだろ」
加埜から言われた早間は、反論した。
「いや、僕のは戦車についてと戦車道関連のことぐらいでして、作戦とかまだ詳しくないんです。
それに、戦車での1対1による作戦なんてほとんどありませんから知りません」
それを言われた加埜は腕を組んながら言った。
「せめてあいつらが動けなくしたら俺が一発で仕留めるのになぁ」
天桐は突っ込んだ。
「それが出来たら苦労しないねぇよ」
「そうだよ。お前、アルベルトの時にやった手でいけば」
「あの時とは全然違う場所だし、あんなことは実際には危なくて出来ねーよ」
天桐と加埜が言っていると。矢元が冗談で言ったのか
「もう穴でも掘って落とし穴を作るか」
そう言った。それを聞いて早間は、説明をした
「あのシャーマンを落とすとなれば、3メートル以上の深さが必要です。バンカーを掘るにもこの人数と時間的に」
それに合わせて天桐も言った。
「そうだよ。そんな時間があったら、・・・」(うん?待てよ)
すると天桐は何かを思ったのか地図を見始めた。
それに気付いた城ノ崎は聞いた。
「どうしたの士良?」
「わりー、少し一人で考えさせてくれ」
天桐はそれから一人で
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