一話目という名の遅い展開
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さて、この鎮守府には複数のおかしな艦娘がいるとプロローグで言っていたので説明するのだが念のために言うがその艦娘達は現提督が好きなヤンデレである。
(全員)
とりあえず一人ずつ紹介しよう。
現提督こと実松響は木曾と別れ鎮守府の裏庭辺りにいた。
尚、木曾は姉さん方と買い出しに行っている。
提督が裏庭を歩いていると一人の艦娘と出会った。
名前は龍田、天龍型軽巡洋艦二番艦で外見は白いシャツの上に短めの黒いワンピースのような服を着ており、顔は紫色の瞳と髪を持ち優しそうな顔をしている。
そして一番目を引くのは、なんと言っても彼女の頭部に浮いている輪が特徴の一つである。
龍田は普段から笑みを見せており一応優しい性格を持っているが今回の彼女は、不安そうな表情で提督に話しかけた。
「ん?龍田どうした、不安そうな顔をしているようだが。」
「て、提督・・今日の天龍ちゃんは機嫌がいいから気をつけて下さいね・・」
「・・わ、わかった。」
「それと念のため私も提督と一緒にいるわ。そっちの方がきっと安全でしょうし・・」
この二人の会話の中に違和感を感じたことだろう。
天龍の機嫌がいいから気をつけろ、 機嫌がいいのに気をつけるのはどういう事なのだろうか。
まず天龍について説明しよう。
天龍は龍田の姉艦で髪の色は青紫、人によっては紺色に見えるだろう。
瞳の色は黄色で黒いブレザーに白いシャツ、少しだらしなく着けたネクタイを着て下半身は黒のミニスカートにニーソックスとなっている。
天龍と言えばフフ怖で有名だが他にも遠征が得意で面倒見が良いため、天龍幼稚園とも呼ばれている。
当然ネタ的な意味で。
また、木曾と同じく自信家で男勝りな性格をしているが木曾がクールな性格をしており天龍の方は普段から明るく振る舞っている。
しかしここの天龍は違う。
冒頭で述べたように彼女もまたヤンデレである。
木曾が依存方と例えるならば天龍はと言うと・・
「よう、提督。こんなところにいたのか。」
「て、天龍ちゃん・・」
「龍田、お前は下がってろ。今は提督だけを傷付けたい気分なんだからよー。ことろで提督、死ぬ覚悟・・・、俺に殺される覚悟はできてんだろうなあ・・・!」
こんなとこを言っているが彼女もまた提督を愛している艦娘の一人で、愛しすぎるあまり傷付けたくてたまらなくなっているのだという。
いわゆる攻撃方と呼ばれている本当に危険度の高いタイプである。
本来の天龍は嫉妬したり我が儘なところがあってもおかしくない方でネタ的には龍田にからかわれたりフフ怖でいじられたりするが、この天龍は明らかにおかしくなっている。
何故、天龍までもがこのようになったのか。
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