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屋上にて
おばあちゃん:「ふぅ〜、やっぱり
エレベーターは便利ですねぇ」
ヒロシ:「、、あのっすみません。
おばあさんは一体、、、」
おばあちゃん:「こう見えてわたしは
昔ジュンサーだったんですよう。
15年前の資料に真剣に目をやるお兄さんが
ちょっと気になってねぇ」
ヒロシ:「おばあさんが?」
おばあちゃん:「えぇそうですよ。
お兄さん、昔は
ポケモントレーナーだったんじゃないかい?」
ヒロシ:「えっ、どうしてそれを?」
おばあちゃん:「目ですよ目、、。
お兄さんの目が、全てを語ってくれている。
消滅したポケモンを探している、、とね。」
女の子:「ポケモン?」
ヒロシ:「、、、」
おばあちゃん:「服の裏に隠してるのは
護身用の拳銃か何かかね?歩き方に
何か違和感を感じていましたよ」
穏やかな表情から鋭い洞察力を発揮する
おばあちゃん。
ヒロシは上着の内ポケットから
無線機を取り出した。
おばあちゃん:「おや、無線機かい。
拳銃じゃなくて良かった」
ヒロシ:「、、おばあさん、、、」
おばあちゃん:「何も心配する必要は
ありませんよ。、、”お兄さん達”が
何をしようとしていても、わたしは
誰にも言いません。”元ジュンサー”として、
むしろ、私はお兄さん達を応援しますよ」
ヒロシ:「え?」
おばあちゃん:「わたしは昔ハナダ署の
ジュンサーだったんですよ、、、。15年前の
あの事件を境に定年を迎えてますけどね。
、、今はただの、孫を連れて図書館に通う
ごく普通の一般市民です」
ヒロシ:「、、、」
おばあちゃんの正体は、既に還暦を
迎えている元ジュンサーだった。
おばあちゃん:「よろしければ、
わたしに話してはくれないかね?
、、、お兄さん達が今やろうとしている事を」
ヒロシ:「、、、おばあさん、、」
ヒロシはポケモン消滅事件と
シルフの関係性について自分が
調査している事をおばあさんに話した。
おばあちゃん:「、、、そうですか、、。
やっぱりお兄さんも、シルフが黒だと
睨んでいたんですねえ」
ヒロシ:「って事は、おばあさんも?」
おばあちゃん:「えぇそうです。
ポケモン消滅事件については私にとっても
忘れられない事件、、、。
、、、ここだけの話15年前、
あの事件が起きる数ヶ月前から、
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