暁 〜小説投稿サイト〜
終わらないジングルベルを 〜ラブライブ!サンシャイン!!アンソロジー企画〜
黒澤家の長女とただイチャイチャしてベッドで(自主規制)なことをするだけなのに妹が突撃してきたので姉妹丼になって襲われました本当にありがとうございますinクリスマス
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たなと思うのは男として、人として仕方ない事である。あの状況、抑えろという方が無理なのである。
 そんな俺の中途半端なムラムラを知ってか知らずか、頬を染めたダイヤは『とにかく、今日は無しです』と、眼力でそう訴えかけていた。



???今日は無し


 つまり、このどこに矛先を向ければよいのか途方に暮れた欲を今日は我慢しろ、と。ダイヤお嬢様はそうおっしゃりたいのでしょうか。それあはあまりにも酷いのではないでしょうか。少なくとも俺としては留置場に放置されるより残酷っす。


「で、でもお姉ちゃん?」

そんなとき、ルビィが、腕組みをしてぶすっとふくれっ面を露わにするダイヤに何か言い出す。

「この前読んだ少女漫画に...その、男の人は、えええええっちなことを中途半端にされると、と、とても辛くなるって、書いてあったよ?」
「な゛ぁっ!?ルビィそんな厭らしい情報なんの本から仕入れたのですか!」

 まさかのちょいフォロー。そういえば聞いたことがある。最近の少女漫画なるものはそんじょそこらへんの男子が読むようなラブコメ的漫画なんかよりも、ずっと大人で、エロい描写が描かれているという事に。恐らくそれ関連のシーンを彼女は読んでしまったのだろう。だから、知っている。
 そんな妹をダイヤは傷1つ、穢れを教えずに優しくお世話してきた。それ故、その綺麗な妹が邪念にまみれた事を覚えてしまったと知ると、内心穏やかではいられないだろう。自分の事は棚の上に置いて、ではあるが。



「だから、ね?私に気を遣わなくてもいいから...二人きりで...」
「ルルルルビィ!?ああああ貴女何を言ってるのかわかってますの!?」
「私だって、もう子供じゃないもん。それに???」




 言葉を遮って、ルビィは俺の前でしゃがみ込む。正座で足をシビラせている俺は、頬を赤く、赤く染めて顔を近づけてくるルビィの存在に意識が回らない。その結果。




「...ちゅっ」




 唇を突き出して、俺の頬にキスをするなんて行動を起こすなんて想像もできなかったわけで。意識が覚醒したときはその後(・・・)の事だった。


「な、な、な...」
「......ふふっ。お姉ちゃんがちゃんと捕まえてないと、私が貰っちゃうかもしれないよ?」
「なにをなさっていますのーーーーっ!!!!!!!」


 ドタバタ、と黒澤家姉妹にしては本当に...もしかすると初めて見たコメディ感溢れる光景を他人事のように眺めながら、キスをされた頬をさする。その惚けた俺の姿が頭に来たのか、ダイヤはズンズンと擬音を立てながら俺に近付き、襟元を掴みあげる。

「ルビィに何を吹き込んだのです?」
「いいっ!?俺はなんもしてねぇ!」
「なら何事ですの?
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