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聖闘士星矢 黄金の若き戦士達
704部分:第百三話 強大な角その二
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第百三話 強大な角その二

「その通りだ。ならばだ」
「このアルデバランに死ねというのだな」
「地獄に落ちるのだ」
 こうしてだった。今まさに飲み込まれようとする彼だった。
 そしてその中でだ。さらに言ってきたドーマだった。
「さあ、大地よ砕けよ!」
 そのゲヘナの地への言葉だった。
「そして今この最大の敵を飲み込め。全てを燃やし尽くせ!」
「見事」
 そのドーマをここでも褒め讃えるアルデバランだった。
「これだけの技を使えるとは。まさにこのアルデbランの最大の敵に相応しい」
「その言葉と共に死ぬがいい」
「しかしだ」
 だが、というのだった。
「それだけの相手だからこそだ」
「どうだというのだ?」
「俺もまた技を出そう」
 見れば腕は組んだままだ。そのままだった。
「貴様に相応しい技をな」
「グレートホーンか。それとも」
 ドーマはその彼を見て言ってきた。
「タイタンズノヴァか。どちらだ」
「一つ言っておく」
 ここでまた言うアルデバランだった。
「同じ技だとしてもだ」
「どうだというのだ?」
「そこにある小宇宙と心が強くなればだ」
「どうだというのだ」
「それだけ強くなる」
 こう言うのである。
「それを見せよう」
「ならばどちらだ」
「それを見せてやる」
 こう言ってであった。今その技を放たんとしてきた。
「このアルデバランの最大最高の技だ」
 そして出した技は。
「グレートホーン!」
「同じか。いや」
 ドーマにはすぐにわかった。
「違う。これは」
「モロク。おそらくこのアルデバランが生涯で会う人としては最強の相手」
 彼をそこまで認めているのだ。
「ならばこのアルデバランもその最高の技で葬ろう!」
 まさにそうするというのだ。
「この最高のグレートホーンを受けるのだ!」
「むうっ!」
 恐ろしいまでの衝撃が起こった。そうしてだった。
 ドーマの出したその砕ける大地が吹き飛ばされ炎も消し去られていく。
 そのうえでドーマも衝撃を受ける。しかしだった。
「まだだ」
 彼は己の両手をクロスさせてそのうえでその衝撃に耐えていた。
「まだだ。この程度ではだ」
「いや、それはできはしない」
 無理だと言うアルデバランだった。
「このグレートホーンは俺の全てを注ぎ込んだ技だ」
「それはこのドーマも同じ」
 彼もだというのである。
「全てを懸けて。耐えてみせよう!」
 そのまま暫く耐え切っていた。しかしだった。
 彼は遂に吹き飛ばされた。その凄まじい衝撃に耐え切れなくなった。
 そして吹き飛ばされてだ。ゲヘナの地も完全に消え去った。
 元の玄室に戻ってだ。大きく吹き飛ばされそのうえで床に叩き付けられた。勝敗は明らかだった。
「ぐうっ・
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