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提督はBarにいる。
今からでも遅くない!大人のBar使いこなし講座・Q&Aコーナー
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するといいんじゃないか?



Q:ドレスコードに注意しないといけないらしいけど、ビジネススーツじゃダメ?


A:勿論問題ない。商談を詰める為の接待などでバーを利用する営業マンは実際多い。馴染みの店を何軒も持っている知り合いも俺にはいる。ただし、酩酊して着崩れていたりジャージやスウェットのようなラフすぎる格好だと入店を断られるケースもある。歩きタバコやくわえタバコなんてのは論外だ。清潔感のある服装……例えば、友人や家族と美術館に行く、位の気持ちで服装を整えればまず問題ないだろう。(これも知り合いのバーテンダーからの受け売りだが)

Q:おつまみを頼みたい場合は、このお酒に合う物をって頼むのがいいの?


A:それが無難だろうな。酒の知識がバーテンダーより乏しいのは当たり前、という前提でバーテンダーはお客様と接している。このお酒に合うつまみを、と頼まれればそこはバーテンダーの腕の発揮される場だ。ただ、純粋にお酒を楽しんで欲しい店だと最低限のチーズやサラミ、ナッツ類位しか置いていない店もあったりするので注意。カウンターバーなどでがっつり夕食を、なんて考えは止めておこう。夕食の後に少し一杯、位の気持ちでバーを利用するのがスマートな使い方だ。





Q:バーの最低限抑えておきたいマナーは?

A:前述でも幾つかマナーは書いてきたが、店に入ったら自分はもう紳士淑女なのだという意識を持つ事から始めてみてはどうだろうか。そうやって自分を律する事で、周りへの配慮や見られても恥ずかしくない行動が取れるだろう。

 後はカウンターやトイレ、座席は自分の私有のスペースではなく共用のスペースだと意識しよう。カウンターには不必要な物は置かない、トイレは綺麗に使う、座席に荷物を置いて席を余分に取らないなど、最早常識的な部分すら出来ない客もたまにいる、と知人は嘆いていた。

 煙草もそうだ。基本バーでは禁煙の所は少ないが、分煙していたり灰皿を客に言われるまで出さない店などもある。香りの強いパイプや葉巻を吸う時なども店の人に確認を取るなど、周りへの配慮を忘れずに。







「長々となってしまったが、こんな所か。他にも解らない事などあれば、店にまた来たときにでも聞いてくれ」

「まぁ、酒なんてのは楽しんで飲むのが一番さ。な?提督」

「隼鷹、お前も今日くらいは大人しい格好なんだからも少し女らしくしとけよ!あとちょっとの我慢だろ!?」

「え〜、ヤダよ。アタシは気楽に飲む方が好きなんだからさぁ」

 そんな俺と隼鷹のやり取りに爆笑する駆逐艦達。どうやら今回の講座は中々に成功といえる形だったらしい。そして数日後……

「提督ぅ〜、なんとかしてくれよぉ〜コレ」

 隼鷹が俺に泣きついて来た。原因は、
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