暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
今からでも遅くない!大人のBar使いこなし講座・Q&Aコーナー
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ストランや居酒屋、ダイニングバーで事が足りてしまう。カウンターバーのような店では、バーテンダーの技を楽しんで欲しいので、酒の味を誤魔化してしまいかねない本格的な料理は出さない事が多いらしい。それが日本におけるバーの最初のスタイルだった為にそういうイメージが根強いんだろう。




Q:味の当たり外れが少ないバーは?

A:そもそもバーの酒の味の優劣は、使われている酒の味と、バーテンダーの腕に比重が大きい訳だ。そうなれば本格的なカウンターバーや有名ホテルのメインバーなんかは間違いない腕をしている、と言える。勿論、街中にあるカウンターバーでも、名人と呼ばれる程の腕前を持つ人はいる。そういう意味ではカウンターバーは当たり外れは小さいだろう。



Q:会話を楽しむバーを初心者オススメにしてたけど、本当にそれでいいの?

A:カウンターバーは総じて、薄暗くて近寄り難い雰囲気の店が多い。そういう意味で初心者にオススメとさせてもらった。勿論、薄暗くて物静かな雰囲気の方が落ち着くからいいという人はカウンターバーの方が性に合っている。要は俺の話を全部鵜呑みにしないで、自分の好みで選べって事さ。なんでもかんでも他人任せじゃあ、人生つまらないだろ?




Q:いいバー・悪いバーの見分け方は?

A:こいつぁ難問だ。バーってのは美味い酒を楽しい気分で味わう為の場所だからな。楽しい気分で味わうには、自分の好みに左右される。客層、バーテンダーの雰囲気、店の佇まい、流れているならBGMのチョイス……そういう物から好きな店を選ぶしかない。

 美味い酒を、って観点で見るならそこはバーテンダーの腕に差が出てくる。名人と呼ばれる人なんかだと、シェイクの回数で同じカクテルでも0.5度の温度差を生み出したりする事が出来る、なんて芸当を持つ人さえいる。……まぁ、これはバーテンダーの技術の世界大会のチャンピオンの話だから、出来るレベルの方が少ない。それでも注目するポイントがあるとしたら、バーテンダーのカクテルを提供するまでの所作の美しさと、グラスが綺麗か?という点だ。

 技術の卓越したバーテンダーほど、カクテルを提供するまでの所作・動作は美しく、格好良く、様になっている。バーテンダー曰く、カクテルをお客様に出すまでがバーテンダーの『魅せ所』であり、その所作の美しさに拘りを持てない人間は二流だそうだ。……俺はプロでもねぇから、そんなのに拘りはしねぇが。早霜の奴は気にしてるみたいだな。

 グラスの綺麗さは言わずもがな。カクテルは目で楽しみ、鼻で楽しみ、舌で楽しむ物だ。グラスを指紋1つなく綺麗に磨きあげるなんてのは、バーテンダーのイロハのイだ。完成して置かれたカクテルの美しさに拘りを持てないバーテンダーも、これまた二流以下だそうだ。その辺をチェック
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