ながもんの仲直り大作戦!
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くなるまで泡立て器でかき混ぜる。
「ジャリジャリ感が無くなって来たぞ、次はどうすればいい?」
「よ〜し、お次はコーンスターチを全部加えて、また粉っぽさが無くなるまで混ぜろ。」
「了解だ。」
その間に俺は牛乳を温める。ミルクパンよりも大きめの鍋の方が良いな、後々使うから。牛乳を鍋に入れて中火にかけ、沸騰直前で火を止める。
卵の方の準備が出来ていたら、温めた牛乳を2〜3回に分けて入れ、よくかき混ぜて全体に馴染ませる。卵が固まるんじゃ?と思う人もいるだろうが、その心配は無い。説明は難しいので省くけどな。
「よく混ざったら鍋に戻す。中火にかけて、焦がさないように加熱するんだ。」
最初は溢さないように慎重に。すると、コーンスターチのでんぷん質が熱に反応して固まり始めて、さながらでんぷんのりのようになる。ここで火を止めては行けない。まだ完全に粉に火が通りきっていないから、粉っぽいクリームに仕上がってしまう。大体、粘り気が出てきてからも30秒位は焦がさないように素早く混ぜ続ける。焦がしては台無しだからタイミングが重要だぞ。
火を切ったら香り付けのバニラオイル(またはバニラエッセンス)を加えて更にかき混ぜる。バニラの香りが全体に行き渡ったら耐熱容器に移し、表面に膜が張らないようにピッタリとラップを被せて粗熱を取り、その後で冷蔵庫で冷やす。これで固くしっかりとしたカスタードの出来上がりだ。
「……ふぅ。お菓子作りというのは中々に手間のかかる物なのだな。」
「そらそうさ。だから間宮とかには感謝して食わねぇとな?ん〜?」
「う……うるさいっ!」
一度に何個も間宮のアイスを食べる長門も、これで少しは身に染みてくれると嬉しいのだが(苦笑)。
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