その女、露出狂につき
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「た、足らないデース……。」
俯いて真っ赤になり、小刻みに震える金剛。あ〜、火が点いちまったか。
「仕方ねぇなぁ……ほれ、休憩室行くぞ。」
執務室のドアに鍵を掛け、奥に設置されている休憩室に向かう。……え、ナニしてたかって?聞かなくてもわかんだろ?言わせんな恥ずかしい。ただ、休憩室から出てきたのは3時間後だったとだけ伝えておこう。
※仕事はキッチリ終わらせました。
〜数時間後・執務室改め『Bar Admiral』〜
「うわぁ、本当に素敵なBarになってる!」
「すご〜い……。」
当初の予定通り、ザラとポーラの姉妹を招いて歓迎会を催す事にした。イタリアからの忠告が気にはなったが、他の連中はやってるのにやらないという訳にはいかんからな。
「さぁさぁ、入り口に突っ立ってないで、こっち来て座りな。」
いそいそと来て座る二人に、まずは挨拶から。
「この度はウチの鎮守府にようこそ。昼間は提督、夜はこのBarでマスターやってるからよ、酒が飲みたくなったら気軽に来てくれよ。」
「本当ですかぁ〜?素晴らしいですねぇ〜…♪」
にへへへへぇ、と顔を崩して笑うポーラ。どうやら酒好きらしいな、着任の時の香りで薄々感付いてはいたが。
「ちょ、ちょっとポーラ!?飲みすぎはダメだからね!」
酒が飲めると聞いて喜ぶポーラに対し、それを引き留めようとする姉のザラ。何だ、そんなにポーラの酒癖は悪いのか?
「まぁ、とりあえず着任祝いの乾杯と行こうか。」
そう言って俺はイタリアワインのボトルを取り出して、3つのグラスに注いだ。
「それじゃ……乾杯。」
「乾杯♪」
「Salute!(サルーテ!※イタリア語の乾杯)」
ザラは日本語での乾杯だったが、ポーラはまだ慣れてねぇのかイタリア語の乾杯だったな。飲み方も対照的だ。ザラは少しずつ味わうようにチビチビと飲んでいるが、ポーラはまるでジュースでも飲むかのように喉を鳴らして一気に飲み干してしまった。
「ぷはぁ。キャンティなんていいワイン仕入れてますねぇ、提督。」
あんな飲み方で解るのか。というか日中のユルい喋り方はどこ行った?
「あ、提督不思議がってますねぇ?私お酒が入った時の方が調子が良いんですよ。舌もよく回るようになるしぃ。」
「お、おぅ……」
ポーラの隣ではやってしまった、という表情のザラが座っている。……成る程、イタリアの忠告はこれか。
「まぁ、適当に楽しんでくれ。俺も楽しんで貰えるように努力するからよ。」
「え、でも提督……」
「まぁまぁ、この程度の酔っ払いならウチの鎮守府にゃもっと酷いのが居るから……それも複数。」
誰とは言わないが、軽空母と
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