絶望のロンド 後編
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サガす……」
「アキザワ部長達は? 」
「…………頭を少し冷やすために、少し散歩でもしていく」
「俺も…………かな」
アキザワ部長とサクラ先輩はそれだけ言い、すぐに帰っていった。
「うし!俺達はカグラを探すか!アイツの鞄を届けなきゃいけねーしな」
「手分けして探しましょう。私はまずカグラ君のいる孤児院に行くわ」
「じゃあ、俺は住宅街の辺りを捜してみる」
「ワタシは………カンでサガす」
「…………セシリアちゃん。道に迷ったら電話しろよ? 」
「ダイジョウブ…………ハヤくサガそう」
「そうね。じゃあ、見つけ次第連絡を入れるように。いいわね? 」
「おう!」
「ワカッタ……」
各自がカグラを探しに行く数十分前、孤児院にて。
「あっ、お帰りなさいレイ君。昨日から様子が変でしたけど、大丈夫ですか? 」
「…………ああ。レイナ。昨日言ってた話、今でも大丈夫か? 」
「?はい、大丈夫ですけど。どこで話します? 」
「出来んなら、子供達に聞かれねぇ所で頼む」
「分かりました。では私の部屋へ行きましょう」
そう言ってすぐにレイナの部屋へと移動し、椅子に座って対面する。
「それで、話ってなんですか?レイ君にとって、重要な話なのでしょう? 」
「…………ああ。知ってる範囲でいいから、教えて欲しいことがあんだ。……………出来るなら、隠さずに話してくれると助かる。
俺の…………記憶喪失になった日のことや…………そして、その前の出来事を、話してくれ」
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