暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜赤と紅と緋〜
第2章
戦闘校舎のフェニックス
第13話 悪魔、やってます!
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
に取り掛かるのだった。


―○●○―


「アーシア・アルジェントと申します。慣れないことも多いですが、よろしくお願いします」

 兵藤家へのアーシアのホームステイが決まった次は、アーシアが俺たちのクラスに転入してきた。

『おおおおおおおおおおっ!』
「金髪美少女ッ!」
(バスト)82、(ウエスト)55、(ヒップ)81! グッッッド!」
『グッッッッッド・・・・・・!』

 アーシアが自己紹介を終えるなり、俺とイッセー以外の男子たちが一斉に叫び声をあげた。
 女子たちも、男子たちほどではないが、アーシアに興味津々な様子だった。

「私はいま、兵藤一誠さんのお宅にホームステイしています」
『何っ!?』

 アーシアの言葉を聞き、男子たちが一斉にイッセーの方を睨む。
 これはイッセーの奴、あとで尋問まがいの問い詰めを受けそうだな。

「えー、実はもう一人転校生がいるのですが、本人の都合で明日(あす)、このクラスに転入することになります」

 そんな中、担任の先生がそんな追加事項を告げる。
 もう一人?

「先生、女子ですか!?」

 男子の誰かが訊く。

「はい、女子です」
『おおっ!』

 そのことに、男子たちは歓喜の声をあげた。


―○●○―


 で、ホームルームが終わると、案の定、イッセーは松田と元浜を中心に男子たちに問い詰められていた。
 元浜が羽交い締めにし、松田が締め上げながらイッセーを問い詰める。

「どういうことだっ!? なんで金髪美少女とおまえがひとつ屋根の下にっ!?」
「なぜ貴様の鼻筋ばかりに、フラグが建つような状況がっ!?」
「俺が決めたんじゃねぇし!」
「じゃあ、誰が決めたんだよ!?」
『そうだそうだ!』

 他の男子たちも、いまにもイッセーに掴みかかりそうな勢いだった。

「落ち着けよ、おまえら。誰が誰の家に下宿しようが、それは当事者たちの勝手だろうが」

 俺がそう言っても、男子たち──とくに松田と元浜は、怒りの矛を収めない。

「そんなことで納得できるか!?」
「そうだ! なんであんな金髪美少女がイッセーなんかのところに!?」

 それはアーシアがイッセーに想いを寄せてるからだ──なんて正直に言ったら、怒りで我を忘れて、弾みでイッセーを殺りかねないな。
 まぁ、本人のプライバシーもかねて言わないがな。
 松田と元浜の怒声に、他の男子たちもヒートアップする。

「そうだそうだ!」
「あんな奴のところでもいいのなら、俺のところでもいいだろうが!?」
「そうだ! あんな奴でもいいのなら、俺でも!?」

 これは、おさまりそうにねえな。
 それとおまえら、そこで都合よく「イッセー《
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ