第2章
戦闘校舎のフェニックス
第13話 悪魔、やってます!
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に取り掛かるのだった。
―○●○―
「アーシア・アルジェントと申します。慣れないことも多いですが、よろしくお願いします」
兵藤家へのアーシアのホームステイが決まった次は、アーシアが俺たちのクラスに転入してきた。
『おおおおおおおおおおっ!』
「金髪美少女ッ!」
「B82、W55、H81! グッッッド!」
『グッッッッッド・・・・・・!』
アーシアが自己紹介を終えるなり、俺とイッセー以外の男子たちが一斉に叫び声をあげた。
女子たちも、男子たちほどではないが、アーシアに興味津々な様子だった。
「私はいま、兵藤一誠さんのお宅にホームステイしています」
『何っ!?』
アーシアの言葉を聞き、男子たちが一斉にイッセーの方を睨む。
これはイッセーの奴、あとで尋問まがいの問い詰めを受けそうだな。
「えー、実はもう一人転校生がいるのですが、本人の都合で明日、このクラスに転入することになります」
そんな中、担任の先生がそんな追加事項を告げる。
もう一人?
「先生、女子ですか!?」
男子の誰かが訊く。
「はい、女子です」
『おおっ!』
そのことに、男子たちは歓喜の声をあげた。
―○●○―
で、ホームルームが終わると、案の定、イッセーは松田と元浜を中心に男子たちに問い詰められていた。
元浜が羽交い締めにし、松田が締め上げながらイッセーを問い詰める。
「どういうことだっ!? なんで金髪美少女とおまえがひとつ屋根の下にっ!?」
「なぜ貴様の鼻筋ばかりに、フラグが建つような状況がっ!?」
「俺が決めたんじゃねぇし!」
「じゃあ、誰が決めたんだよ!?」
『そうだそうだ!』
他の男子たちも、いまにもイッセーに掴みかかりそうな勢いだった。
「落ち着けよ、おまえら。誰が誰の家に下宿しようが、それは当事者たちの勝手だろうが」
俺がそう言っても、男子たち──とくに松田と元浜は、怒りの矛を収めない。
「そんなことで納得できるか!?」
「そうだ! なんであんな金髪美少女がイッセーなんかのところに!?」
それはアーシアがイッセーに想いを寄せてるからだ──なんて正直に言ったら、怒りで我を忘れて、弾みでイッセーを殺りかねないな。
まぁ、本人のプライバシーもかねて言わないがな。
松田と元浜の怒声に、他の男子たちもヒートアップする。
「そうだそうだ!」
「あんな奴のところでもいいのなら、俺のところでもいいだろうが!?」
「そうだ! あんな奴でもいいのなら、俺でも!?」
これは、おさまりそうにねえな。
それとおまえら、そこで都合よく「イッセー《
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