70部分:第八話 罠その四
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いです」
それでもこう前置きするムウであった。
「ですが私達の力は」
「伊達に光の速さを誇っているわけではありません」
シャカはまた言う。
「ですから」
「ええ。私もまた戦う時は」
「時として非情にならなければなりません」
ムウの性格、気性はわかっている。しかしそれでも言うのだった。これはシャカの思惑あってのことなのだ。黄金聖闘士としての思惑が。
「それはおわかり下さい」
「我が師、いえ教皇にも言われたことがあります」
ムウは己の師でもあるシオンのことにも言及した。
「そのことは」
「そうでしたか。では」
「やはりわかってはいます」
ムウはまた答える。
「ですから」
「わかりました。では貴方は」
「ただ。出来るだけ犠牲は避けたいものです」
それでもやはりこう言うのがムウであった。
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