並べるような存在
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友人の言葉が今になってわかる。大好きな、想いを寄せる相手でも・・・想いを寄せる相手だからこそ負けたくない、隣に並べるような存在でありたい、そう思えるんだと思う。
(やるんだ。私しかできないことなんだから!!)
全身の魔力を研ぎ澄ませ、身体中に吸い込んでいく空気を回していく。初めてドラゴンフォースができた時のように、感覚を近付けていく。
「ハァァァァァァ!!」
溜め込んだ魔力を一気に解放する。それにより大気が震え、風が巻き起こった。
「!?」
「何!?」
ここまで冷静沈着だったイネスさんの表情が驚愕のものへと変化して、その前に立ち、涙目になっていたサクラが振り返ります。
「サクラ。あとは任せて」
全身を風が覆い、髪の色がピンク色へと変化する。魔力が高まったことで体が軽く感じる。あの時と一緒で、辺り一面の空間を感じ取ることができる。
「必ず勝つから」
自らの意志で発動できたドラゴンフォース。やっと発動できたこの力で、今度は私がみんなを守るんだ。
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