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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
並べるような存在
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を後ろへ受け流す。対象物から逸らされた攻撃は、山の山頂よりに立っていた俺を狙ったものだったため、空へと伸びていきシンシンと雪を降らす雲を撃ち抜いた。

「うわっ・・・マジかよ」

信じられないパワーに思わず目を奪われる。常にここ一帯に雪を降らし続けていた雲が晴れて青空が広がる。明るくなった景色に少々気持ちよさを感じながら、それを実現した男に視線を戻す。

「すごいパワーだな。びっくりしたよ」

俺の力も十分なものだと思っていたけど、こいつのそれは俺のを遥かに越えている。悔しいけど、こんな奴がいたなんて・・・あとでジュラさんに教えておくかな。

「どうだ?ドラゴンの居場所を話す気になったか?」

こちらが誉めたのを聞いて勝てると考えたのか、最初の話題に戻してくるこの男。なるほど、こいつはあくまでシリルたちに用があるってことか。

「残念だけど、教えるつもりにはならないかな」

こいつが強いのはわかったが、仲間を売る気は更々ないし、負けるつもりも毛頭ない。

「そうか」

それを聞いた彼は残念そうな声を漏らす。

「ならば、話したくなるまで絶望を与えてやろう」
「それは楽しみだ」

諦めて勝負から逃げられたらどうしようかと思っていたから、この言葉はありがたい。仲間を脅かすつもりなら、俺が全力を持って排除してやる。それに、久しぶりに全身全霊の戦いができそうだしね。




















ウェンディside

「きゃっ!!」
「うわっ!!」

イネスさんの振り回した巨大カマに凪ぎ払われ地面を舐める私たち。彼は何度も何度も重たそうな武器を振り回しているのに、全然消耗している様子がありません。

「さて、そろそろ聞きたいことを聞いておくか」

カマを杖のように使いゆっくりと私たちの元に歩み寄ってきます。でも、身体中が痛くて全然起き上がることができません。

「村の連中はどこにいる?」

私たちに依頼を出したカノッコ村の人たち。今はイネスさんたちが占拠しているその村の住人たちの居場所を探ろうと襲い掛かってきた彼は、上から見下ろしつつそう言います。

「教えるわけにはいきません!!」
「悪いやつらはこらしめちゃうもん!!」

そんな質問をされて素直に答えるわけがありません。この人たちは森に火を放ちました。もし皆さんが見つかったら、大変な目に合うのは目に見えています。

「そうか。なら、交渉の仕方を変えようか」

そう言うと、持っていたカマを降り下ろしてくる。それにはビックリしましたが、ギリギリで体を横に転がして逃れます。

「居場所を言わなければ、お前たちを殺す。言えばお前たちは見逃してやろう」

出してきたのはど
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