SIDE:A
第十話
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ずかしがって見せるという味のある二段変化を披露するヒナタ。ヒアシさんはうむうむと大きく頷き、ミオさんは「あらあら、ごちそうさま♪」と頬に手を当てて微笑んだ。
むぅぅっと頬を膨らませてご機嫌斜めのクーちゃん。
紅い目でキッとヒナタを睨んだ。
「妾の目が黒いうちは破廉恥なことは許さんぞ。ましてや、ち、ちゅーなど! そういうのは祝言を挙げてからするものじゃ!」
「ち、ちゅー……! 祝言……! はぅぅ……」
「あーあ、ヒナタちゃん気絶しちゃったってばさ」
クーちゃんの言葉にとうとうキャパシティを超えてしまったのか、こてんとハナビの肩に頭を倒し気絶してしまった。
そんな娘の姿にやれやれと首を振るヒアシさん。
その光景がどこか懐かしく思い。
「――ああ、そっか……」
半年前の顔合わせとまったく同じやり取りをしたのだった。
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