天才少女の月旅行
番外編 クリスマスの花嫁
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「私は早くターキーが食べたい、貴様の雑な料理はこりごりだカリバー!!」
「我が王ー!?」
「ガウェインが死んだ!?」
「「この人でなし!?」」
「あれがサンタクロース?」
一瞬でガウェインを消し飛ばすなんてかなり危険だぞ
「いえ、あれが恐らくサンタクロースが召喚したサーヴァントですね聞いた話によるとアルトリアペンドラゴンオルタサンタらしいです」
「アルトリアペンドラゴン?」
まるでかの騎士王アーサーペンドラゴンの親戚のような名前だが?
「どうやらあの騎士王が女性だったらしいですよ」
「なんだそれ!?」
いや、バーサーカーみたいな例もあるし珍しくはないか
「やれやれ、まさか本物のサンタクロースに巻き込まれて私まで呼ばれてしまうとは…………どうせならスパムリリィが呼ばれればいいものを…」
アーサーペンドラゴンいやさアルトリアペンドラゴンはそう言うと黒い剣をこちらへ向けてきた
あれがエクスカリバーなのか?
「うーん、悪い夢なら覚めてほしいな」
最強の聖剣エクスカリバーに対してこちらのバーサーカー(ランサー)はリア充を爆発させる槍
そろそろギャグ空間だというのなら安らぎが欲しい
「エクス……カリバー!!!!」
黒い極光が私の体を飲み込んで行った
「お姫様!メリークリスマスです!」
目を覚ますとそこは雪国……ではなくクリスマスの飾りで彩られたマイルームだった
バーサーカーは何故かサンタのコスプレをしている
ではなく
「ループしている?」
いや、まさかそんな馬鹿な
「反応してくださいよーお姫様―」
「え、ちょっと待って」
そもそもクリスマスとはイエス・キリストの降誕を祝う祭だ
昔マリアと一緒に聖堂教会の教会へ行ったことがあったと思う
そしてこの騒動の核であるサンタクロースとは起源はある伝説から発生した無辜の怪物のようなものだ
ん?無辜の怪物?
「あっちゃー、分かっちゃいましたかお姫様、どうにも私の無辜の怪物スキルが暴走してサンタクロースの無辜の怪物と共鳴しちゃったみたいですねー」
「ごめん、よくわからない」
「ギャグ空間なんで深く考えないでください」
わかりました……わかりましたともさ
「簡潔にお願い、私は何をすればこのクリスマスから逃げられるの?」
「クリスマスプレゼントを獲得すること、それがこの空間…………固有結界クリスマスを抜け出す方法です!」
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