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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
第三十九話 疑惑の視線
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れがどうした?なぜ過去が()()()()()()()

それが全には不気味に思えた。

「まあ、いいさ。過去は過去、今は今だ。これからその印象を変えていけばいい」

「……はい」

そう言って全は生徒指導室を後にした。










その日は、全に誰も話しかける事はなかった。昼休みにもだ。

最初に話しかけてきて最初に記憶を取り戻したアリサとすずかでさえも、全と会話する事はなく、ただ見つめているだけだった。

「……帰るか」

全は手早く帰る支度を整えると、教室を後にした。

「………………………ふひっ」

「?どうしたの、聖君?」

「うぅん、なんでもないよ、なのは」

「そうなの?ならいいけど……」

教室を出ていく全のそんな背中を見ながら聖は不敵な笑みを浮かべていた。しかし、終ぞ誰もその笑みの本当の意味を知る事はなかった。
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