暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1555話
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ば、ガンダムによってはある程度有利に戦う事も不可能ではない。
 だが……それでも結局はまだ3機だ。
 残り1機、もしくは2機。
 このガンダムに関しては、ニューエドワーズ基地にある防衛戦力を頼るしかない。
 まぁ、今まで準備してきた戦力を考えれば、十分に物量でガンダムに対抗出来るとは思うんだが……それでも被害は大きくなる筈だ。
 正直なところ、出来ればOZをこの防衛戦に引っ張り込みたかったんだよな。
 それが出来れば、OZの部隊をガンダムに処分して貰えるのだから。
 この提案は、意外な事にセプテムが賛成したものの……ベンティからの反対にあって、結果として採用される事はなかった。
 まぁ、ベンティの言っていた、下手をすればそのOZの部隊がガンダムの攻撃に紛れてこっちを攻撃してくる可能性があるという言葉には、一理認めなければならない。
 トレーズ辺りならそんな無粋な真似はしないだろうが、レディ・アンであれば容易にその手段を取るだろうし。
 それこそ、コロニー落としとかをしても不思議じゃない。
 ……コロニー落とし、か。原作ではゼクスがリーブラとピースミリオンを地球に落とそうとしていたが、俺がいる以上そんな真似をさせるつもりはない。
 全員脱出した後であれば、それこそ空間倉庫辺りに収納してしまってもいいし、もしくはニーズヘッグで消滅させてもいい。
 そんな風に考えていると……唐突に、周囲にヴィー、ヴィーという警報が鳴り響く。
 ……来たか。

「出る」
「は! お気を付けて!」

 兵士にそう告げ、俺は格納庫へと走るのだった。
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