ガンダムW
1555話
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態度を見ても特に戸惑ったような様子はない。
寧ろ過剰に反応しているレディ・アンの方が分かりやすいと言えるだろう。
そんな風にトレーズが会議を行う会場へと入っていくと、他の面々もそれぞれ行動を開始する。
俺とトレーズのやり取りを見守っていたお偉いさん達も会場の中へと入っていき、そうして残ったのは連合軍の兵士だったり、OZの兵士だったり……ようは護衛だ。
そんな護衛達は、当然自分達が守るべき相手が会議室の中にいる以上、こうしてここで待っている事になる。
だが、ノベンタ直属の傭兵団である俺はというと……
「じゃあ、前もって言ってあった通り、俺はこの基地の格納庫で待機している。何かあったら、すぐに知らせてくれ」
「はい。分かっています。エアリーズ部隊も既にいつでも出撃が可能な準備は整っていると聞いてます。……正直、過剰戦力だとは思うんですけどね」
ノベンタに心酔している兵士が、自信に満ちた様子で呟く。
……正直なところ、自分達の実力を過剰に考えているような気がするんだけどな。
ただ、この世界という限定では、今のエアリーズ部隊は最精鋭と言ってもいい程の実力を備えているのは間違いない。
元々高い才能がある者達が集められていたというのもあるし、同時に濃密な……それこそ、絶対的に勝ち目のない俺の操るトールギスを相手に延々と模擬戦を繰り広げてきたというのもある。
一時は一切俺に勝てないので自信を喪失しそうになっていたが、今はそれも回復していた。
それだけに、俺の目の前にいる男が自信を持つのは分かるのだが……
「相手はガンダムだ。決して油断出来る相手じゃないぞ」
そう告げるも、兵士は心配はいらないと頷いてみせる。
「アクセル代表もいますし、ガンダムが来ても対処は可能ですよ」
エアリーズ部隊だけではなく、俺に対する過剰な信頼もこの態度の原因か。
まぁ、現在ガンダムに襲撃されまくっている中で、唯一ガンダムを撃退したのは俺だけだ。
そう考えれば、この兵士が自信を持つのも分かる。分かるんだが……
今回のニューエドワーズ基地の襲撃は、今までとはちょっと違う。
何故なら、ガンダムが4機……もしくは原作介入の結果、五飛が俺を狙ってくれば5機のガンダムと戦う事になるのだから。
そして幾らトールギスがガンダムと互角にやり合えるとしても、トールギスは1機だけだ。
別々にこの基地に攻めてこられれば、こちらとしても対処のしようがない。
エアリーズ部隊が揃っていれば、ガンダムを1機くらいなら相手に出来るかもしれない。
後は綾子のトーラスなら防戦に徹すれば何とかガンダムと渡り合うことも可能だろう。
特にトーラスはエアリーズよりも高い機動力と運動性能を持っているので、空中から攻撃を仕掛けれ
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