第七幕その六
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「だから沖縄料理もなんだ」
「沖縄で食べると一番美味しい」
「そうなるんだね」
「うん、ただイギリス料理は」
こちらのお料理はといいますと。
「日本で食べる方が美味しいね」
「それ先生いつも言うね」
「イギリスで食べるイギリス料理は駄目だって」
「日本で食べる方がずっと美味しいって」
「そう言うね」
「ティーセットもね」
先生が大好きなこちらもです。
「どうしても」
「イギリスで飲んで食べるよりも」
「日本の方が美味しいのね」
「どうしても」
「そうなのね」
「皆もそう思うよね」
先生は皆にも尋ねました。
「イギリスのティーセットより日本のティーセットの方が美味しいよね」
「うん、確かにね」
「日本のお菓子の方が美味しいよ」
「あと紅茶も」
「お菓子も紅茶も日本は種類が多いし」
「日本のお茶もあるし」
「そっちのセットもいいしね」
皆も言います。
「イギリス料理についてはね」
「日本で食べた方がいいね」
「ティーセットについても」
「どちらもね」
「いいよね」
「日本に来てわかったよ」
しみじみとして言う先生でした。
「イギリス料理はイギリスで食べるよりもね」
「日本で食べる」
「その方がいいね」
「むしろね」
「そちらの方が」
「三時は決まってるけれど」
今日もというのです。
「ここでもそのことを確かめようね」
「ティーセットも日本のものの方が美味しい」
「他のイギリス料理と同じで」
「沖縄でもそうだって」
「確かめることになるのね」
「ことお料理については」
先生はこのことは残念に思いつつ言いました。
「祖国は弱いね」
「評判悪いね」
「世界のあちこちでネタにされてるよ」
「まずいって」
「オリンピックの時だってそうだし」
「お寿司を作っても」
日本のお料理です、言うまでもなく。
「お握りかとか違うとか」
「日本の人達に言われるし」
「何かとね」
「やっぱりネタにされて」
「最近はよくなったっていうけれど」
そのイギリス料理もです。
「僕も食べることに身を入れだしたのは来日してからだからね」
「王子にすき焼きをご馳走になって」
「そしてだったね」
「先生食文化に目覚めたね」
「実際に」
動物の皆も言います、お昼御飯を食べながら。
そしてそのうえで、です。沖縄の琉球王家ゆかりの場所をフィールドワークしてです。三時になるとでした。
喫茶店に入ってティータイムを楽しもうとしたところで安座間さんから連絡が入りました、それに出るとです。
「今どちらですか?」
「はい、喫茶店に入ってです」
「ティータイムですね」
「それを楽しもうと思っているのですが」
「何処の何というお店ですか?」
「それは
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