第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
W 〜この街のW・これで決まりだ〜
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は例外はあれど相手のどんな能力でも取り込む。だがそんなものが簡単に出来るわけなどないのさ」
「必ず微調整が必要になってくる。そう踏んだ俺たちは、この街に残る「ミュージアム」関連の建物を虱潰しに当たった」
「で、ここに行きついたってわけだ。もちろん、生半可なことじゃなかったぜ・・・・蒔風のアドバイスとフィリップの検索、警察が押収した情報に、オレの土地勘。すべてがなけりゃ、ここにはこれなかった」
「じゃ、あいつは?」
「オレを呼んだか?」
蒔風が「奴」の前に現れる。
その身体はしっかりと二本の足で立っていた。
「全く・・・腹食い破るとはやってくれたな。完治できなかったぞコノヤロー」
「ふん・・・戦闘に差し支えないくせによく言う」
「まあな」
「とにかく、だ。これ以上この街に手出しはさせない」
「そしてこの街を守る、仮面ライダーにも、だ」
「ハードに行こうぜ?翔太郎!!」
「ああ!!いくぜ?相棒!!」
「準備はいいよ、翔太郎」
「覚悟を決めろ・・・・」
《サイクロン!》
《ジョーカー!!》
《アクセル!》
「「変身!!!」」
「変・・・・・・身!!!!!」
《サイクロン!ジョーカー!!》
《アクセル!》
フィリップの身体が崩れ、岩場に隠れる。
そしてその場に、三人が立つ。
W、アクセル、蒔風が「奴」を、「奴」の罪を糾弾するように睨みつける。
「さあぁ!!!・・・・振りきるぜ」
「やられた分は返させてもらう」
『行くよ、翔太郎』
「ああ・・・・・」
「『さぁ、お前の罪を、数えろ!!!』」
その言葉に、「奴」がポケーッとして、それからハッとして指を折って数え始めた。
「ん〜〜っとね・・・・・・両の指程度?」
「それだけあれば十分だッ!!!」
その言葉にまずアクセルが飛び出す。
だが「奴」がアクセルに手の平を向ける。
その行動に手の方へとアクセルの意識が向く。
だが「奴」がとった行動は足にあった。
足元の石を、地面ごと抉って蹴り飛ばした。
散弾のように飛び散るその攻撃に、アクセルが顔を腕で覆い、その脚が止まる。
「貴様・・・・余計なことはするな・・・・・」
その言葉に「奴」がふふふ、とニヤつく。
手をいじりながらアクセルの方を見て、両手を上にあげる。
その手に握られているのはイーターメモリ。
だが、それ一本しかない。
「!?貴様、もう一本はどうした!?
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