第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
W 〜乗り越えるU・食った男〜
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そして風が翔太郎を覆い、半身で色の違う、仮面ライダーWに変身を遂げる。
隣では意識がWの方に飛んでいるため、眠るように倒れたフィリップの身体を亜樹子が支えていた。
「いくぜ!!」
『ああ!!』
Wがアルティメットドーパントに駆け出して行く。
そのWをアルティメットドーパントは全身の赤いラインから光を飛ばしてスキャンする。
その光に一瞬たじろぐWだが、何事もなかったためにそのまま攻撃を始めた。
だがそこで信じられない事が起こる。
Wの攻撃を見たアルティメットドーパントが、全く同じ動作でWを攻撃し、その体を易々(やすやす)とはじき返したのだ。
地面に倒れ、打ち合った右腕を押さえて蹲るW。
その状況を見て、ソウルサイドである左側の複眼が光り、フィリップが翔太郎に説明した。
『どうやらこちらの事はお見通しのようだね。こっち以上の力を得ている』
「は、だったらこっちはもっと硬くなってやるまでだぜ!!」
《メタル!!》
《サイクロン!メタル!!》
ジョーカーメモリトメタルメモリを入れ替え、ボディサイドの色が銀に変わり、打棒型武器メタルシャフトを構えるWサイクロンメタル。
だが即座にその体もスキャンされ、見透かされてしまう。
疾風を纏ったメタルシャフトを振りまわすWだが、それを真っ正面からすべて受け止め、しまいには掴んでWごと投げ飛ばすアルティメットドーパント。
どうやらメタルの硬度すらも超えてしまったようで、もはや太刀打ちできない。
「くそっ、こうなったら・・・・」
『ダメだ翔太郎!!ここでメモリを変えてはまたスキャンされる!しかもあのメモリはどうやらスキャンした性能をどんどん吸収している!!』
「つまりなんだ?あいつはサイクロンの特性にジョーカーの身体能力、さらに今メタルの硬度をもっちまったってことか!?」
『ああ。ここでヒートやルナ、トリガー、照井竜のアクセルやトライアルの力をスキャンされては非常にまずい!!』
「どーすんだよ!!!」
『大丈夫だ。今の僕達を越えればいいだけだ』
「なるほどな・・・・いくぜ!!」
Wがサイクロンジョーカーに戻って手をかざす。
するとWの意志に呼応し、一羽の鳥が飛んできた。
否、本物の鳥ではない。
それはバードモードで自立稼働する鳥型特殊ガイアメモリ、エクストリームメモリ。
フィリップの肉体をデータ化して取り込み、ダブルドライバーに装着、展開する。
そして翔太郎とフィリップの心と体が一体となり、Wをさらなる次元へと昇華させる!!!
《エクストリーム!!!》
荘厳な曲が流れ、サイクロ
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