第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
W 〜乗り越えるU・食った男〜
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を狙ってるその「奴」って野郎の事を聞こうぜ」
「それもそうだね!!ああ、聞きたい項目が多すぎて大変だよ!!!」
フィリップが興奮のあまりトリップし始めてしまった。
その間に翔太郎が蒔風に聞いた。
「「奴」はいつ俺たちに手を出してくるんだ?」
「「奴」の世界構築計算はそれなりにかかる。しかも一時的とはいえディケイドの世界とつながったこの世界の計算なら少しは手間取るはずだ。軽く見て・・・・四日」
「四日か・・・・」
「で、でもその間は翔太郎君達は安全なんだよね!?」
探偵事務所先代所長の娘である鳴海亜樹子が蒔風に訊く。
だが蒔風が首を振ってこたえた。
「確かに「奴」は殺しはしないさ。でも・・・・・・」
ザシッ・・・・・・
「戦力を削ぐぐらいの事はする」
蒔風の発言と共に黒い影が倉庫の脇から出てきた。
その影が持つのは赤いガイアメモリ。
「あ、あれは?」
「「奴」の「欠片」だ。どうやらちょっかい出しに来たみたいだな」
その影がガイアメモリを起動させて、首筋に挿入した。
《アルティメット!!!》
「なっ!?」
「に!?」
ドグォン・・・・・
・・・・・・・・バンッ!!!!
「欠片」がガイアメモリを取り込んで、アルティメットドーパントに変貌する。
身体全体が黒く覆われ、かなりがっしりした筋肉質なシルエットに、全身を赤いラインが駆け巡り、背中には「究極」の二文字が書かれていた。
「究極の記憶」
それはあらゆるものを超越するための記憶。
メモリだけでもかなりの威圧感を放つそれが、「奴」の「欠片」で発動されている。
「究極・・・・か。相手にとって不足なしだな」
そう言って蒔風が戦おうと乗り出そうとする。
だが、その肩を翔太郎が掴んで止めた。
「おっと、待ってもらうぜ、蒔風。この町で暴れる奴は、このオレが許さねえ。まずは見ていてくれ。いくぜ、フィリップ」
「ああ」
翔太郎が腰にダブルドライバーを装着し、それと同じものがフィリップの腰にも現れる。
その瞬間、二人の感覚はリンクし、二人は一体となる。
《サイクロン!》
《ジョーカー!!》
「「変身!!!」」
翔太郎がジョーカーメモリ、フィリップがサイクロンメモリを構えてダブルドライバーに挿入する。
サイクロンメモリが翔太郎のドライバーに転送されて、さらにジョーカーメモリを入れて、ダブルドライバーを「W」の形になるように展開する。
《サイクロン!ジョーカー!!》
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