第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
W 〜Aの出会い・異世界からいらっしゃい〜
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けオリジナルと一緒なん!?」
「覚悟はできてるか?」
天に叫んだ蒔風の前にアクセルがユラリと立つ。
静かに変身を解いて、冷や汗を流しながら蒔風が呟くように聞いた。
「答えは?」
「聞いてないッッ!!!!!」
「それ違うキャラだろ!!?」
「オレに質問をするなァァアァァ!!!!」
こうして蒔風は逮捕された。
その時の心境をこう語っている。
「いや怖かったね。やっぱり人をおちょくるのはよくないね。やめないけど」
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「・・・・・」
「・・・・・」
「カツ丼でないの?」
「出さん」
そして冒頭から今に至る。
なんやかんやでガイアメモリの件はなんとか納得してもらったのだが、他の世界の力など、そちらの方を今は尋問されている。
そこに照井の部下、刃野刑事が三人の人間を連れて入って来た。
「ここだここだ。ほれ翔太郎」
照井がその三人を中に入れる。
どうやら照井の知り合いらしく、軽い挨拶を交わしてから翔太郎と呼ばれた青年が用件を聞いた。
「この男、奇妙な力を使ってな。どうにもならんから、フィリップに検索を依頼したいと思ってな」
「照井竜、君がそこまで言うモノとは一体なんだい?興味が沸いて来たよ・・・・早速検索を始めよう。彼の名前は?」
フィリップと呼ばれた青年が教えられた蒔風の名前を呟いてなにやら模索を始めた。
その姿を見て机にへばり付いている蒔風が翔太郎に聞いた。
「翔太郎だっけか?やっこさんはなにやってんの?」
「あん?ああ、フィリップはな、「地球(ほし)の本棚」っつーデータベースと接続できてな、あいつにかかれば、わからねぇことなんざねぇ。ま、まだすべての「本」を読んだわけじゃねえし、決して万能じゃないけどな・・・・・・・ってか、なんでこんなこと話してんだオレは」
「キーワードは、「蒔風舜」。人名だからかなり絞り込めるはず・・・・・・え?」
検索を始めたフィリップが驚きの声を上げる。
それに鳴海亜希子がどうしたの?と首を傾げた。
「彼に関するデータがない・・・・」
「なんだと?」
「いや、「蒔風舜」と言う人間のデータは確かにある。だが間違いなくこの「彼」ではない。「同一人物の別人」としか言いようがない。こんなことは始めてだよ!」
「なぜ別人だと断言できる?」
「簡単だよ。情報の上では「蒔風舜」はここから遥か海の先、ニューヨークで埴輪売りの屋台をやって
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