第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
W 〜Aの出会い・異世界からいらっしゃい〜
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のつき。
照井竜が完璧に敵意をむき出しにした。
「貴様・・・・大人しくしろ!!!!」
(うぇえ!?鳴っちまったよこれ!?)
さらに言うなら取り出したとき「ちょうどいい」とか呟いた瞬間から照井は身構えていた。
そりゃそうだ。蒔風にとっては「回収してくれるから」だろうが、照井にとってみれば「暴れる相手が出てきた」という意味に捉えられてただろうから。
ヴォン!!
照井がバイクのスロットルを模したアクセルドライバーを腰に装着し、赤い色をした「A」のガイアメモリ、アクセルメモリを取り出して起動させる。
《アクセル!》
「変・・・・・・身!!!!」
それをアクセルドライバーに装填し、スロットルを捻る。
バイクのエンジン音のような音が響きわたり、一気に装甲が展開され。
ガコッ、ヴオォン!!!
《アクセル!》
照井が赤い装甲に包まれて、仮面ライダーアクセルに変身した。
その姿に蒔風は焦り始める。
「うわーうわーうわー!!待って待って!!これマジでオレいらな・・・・」
そう言ってガイアメモリをバッ、と突き出すがそれすらも危険な行為だ。
ガイアメモリのコネクターは使用者の任意で隠せる。どこにコネクターがあるかわからない以上、照井はさらに警戒するしかないのだ。
例に挙げれば、ニューヨークでいきなり懐に手を突っ込んだら銃を出されると思われてしまうのと同じである。
「それをよこせ!!《スチーム!》ハァッ!!」
大型剣エンジンブレードにギジメモリである「エンジン」を装填し、スチームを発動させてそれを蒔風に向け放つ。
もちろん生身の人間に対してなので、出力は抑えられている。
だがそれでもかなり熱い。
熱湯をいきなり掛けられたようなものである。
蒔風がスチームから逃げようと路地を通っていくと、目の前に海が広がっていた。
どうやら埠頭に出てしまったようだ。
どうにもこうにも追い詰められた形の蒔風にアクセルがさらにスチームを蒔風に吹き付けてくる。
「あっつあっつ!!!!ああもうチキショーー!!確かにその対応は正しいけどさ、もうちっと話を聞け!!!なんでこうライダー世界の主要人物は喧嘩っ早いのばっかなんだ!?」
蒔風とて照井がここまで警戒し、対応してくるのは当然だと思っている。
第三者が見てもそれはそうだろう。
だが人と言うのは面白いもので。
「人がやられるのは見ていて面白いが、自分がやられんのは気にくわねぇ!!!!」
蒔風がガイアメモリを放り投げ、代わりに手にディエンドライバーを出した。
「君のしつこさにはうん
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