変わりダネ!おにぎり特集B
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さて、おにぎりの具の準備もご飯の準備も万端。いよいよ握っていくぞ。
「それで?まずは何のおにぎりから作るの?」
「まずはな……。鈴谷に砕いてもらったイカフライを使った混ぜご飯おにぎり3種類を作っていくぞ。」
「あ、マジで使うんだ。イカフライ。」
今の今まで疑ってたのか、心外だな。俺はからかう事はあっても料理や酒の事で嘘は吐いた事は無いぞ?(酔っ払いの酔い醒ましにノンアルコールカクテルは飲ませたりするが。)てなワケで、ここからはレシピも一緒に載せていく。……と言っても、混ぜて握るだけなので材料と分量だけ書いていくぞ。
《イカフライ×枝豆おにぎり》
・ご飯:1合分
・イカフライ:2枚
・枝豆(塩ゆで):お好み量※握っても纏まらなくなるので入れすぎ注意!
・醤油:少々
・七味:少々
《イカフライ×昆布の佃煮おにぎり》
・ご飯:1合
・イカフライ:2枚
・昆布の佃煮:お好み量
《イカフライ×チーズおにぎり》
・ご飯:1合
・イカフライ:2枚
・ベビーチーズ:1個
・醤油:少々
・七味:少々
これらの組み合わせで混ぜ合わせて握っていく。ポイントとしては、ご飯を入れる前にイカフライを醤油と絡ませておくこと。こうする事でイカフライに醤油が染み込んで味がぼやける心配がない。後は混ぜ終わったら握る前に一度味見をしておく。塩気が強ければご飯を足したりしないといけないからな。
「あ、美味しい!」
「ホントだ!イカフライってどうなの?って思ったけど、しなしなとパリパリの中間位の歯応えが面白いね。」
鈴谷め、料理をするからか一丁前の事を言いやがる。醤油を程よく吸ったイカフライが、固すぎず柔らかすぎず、ちょうど良い歯応えだ。最初は醤油の味が来るが2回、3回と咀嚼するにつれてイカの旨味が出てくる。一緒に混ぜた具材の食感や味もにくい。枝豆はコリコリとした食感を、昆布は濃厚な旨味を、チーズは魚介との素晴らしいマッチングを楽しませてくれる。
「よし、どれも良い味だ。握って成形するぞ。」
「はーい。でも提督、イカフライって色んな味があるけど、どの味がおにぎり向き?」
おにぎりを握りつつのしおいの問いに、俺は頭を捻る。イカフライはノーマルな醤油味以外に辛子マヨネーズや唐辛子味、黒胡椒味、ワサビ味なんてのも見た事がある。どの味がおにぎりに合うか。
「う〜ん……個人の好みってのもあるが、俺はノーマルと辛子マヨネーズ味かな。次点で黒胡椒味。」
ご飯と醤油味は言わずもがな、マヨネーズとご飯が合うのも最早常識だ。
「ってか、提督のおにぎりデカっ!」
「まさかの1合分を1個にしちゃうなんて……。」
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