ガッツリ!スタミナ牛丼SP!
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飯を盛り、炒めた牛肉を乗せる。真ん中に窪みを作って卵黄を落としてやり、更に上からフライドオニオンとにんにくチップを散らす。仕上げに韓国のりを揉んで砕いてまぶし、万能ネギも刻んだ奴をパラパラと。これで完成だ。
「ヘイお待ち、『提督(オレ)流スタミナ牛丼』だ。にんにくキツいから気を付けろよ?」
「わ〜い、大淀おっさき〜!」
明石は子供のようにはしゃいで、卵黄を崩してグチャグチャに掻き回していく。見てくれは良くねぇが、アレが一番美味い。程よく肉と飯が卵の黄色を纏った所で、大口を開けて迎え入れる。
「うんっまあああああぁぁぁぁぁぁ!ちょっと大淀、これホントに美味しいよ!」
「大袈裟な奴だな〜、材料なんざその辺のスーパーで買えるのばっかだぞ?」
苦笑いしながら、付け合わせの『しじみの味噌汁(ジャガイモ入り)』を出してやる。芋としじみが合うのか?と疑問に思われるかもしれないが、意外や意外、芋がしじみの出汁を吸って抜群に上手くなるし、味噌汁自体がまろやかになる。味の濃い丼物には最適だ。
「だってぇ、ホントに美味しいんですもん〜〜!」
明石はよほど美味いのか、涙を流しながら掻き込んでいる。その様子を隣で眺めている大淀も、生唾を飲み込んでいる。
「さてさて、大淀も我慢の限界のようだし、早速作っていきますかねぇ。」
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