卵とひよこと鶏と『守破離』
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でした。失礼します!」
朝潮が執務室のドアを開けると、そこには満面の笑みを浮かべた大淀が。
「あ、大淀さん。お疲れ様です!」
「お疲れ様朝潮ちゃん。荒潮ちゃん達が心配してたから急いで行ってあげてね?」
「はい!ありがとうございます!」
そう返事すると朝潮は駆け出していった。大淀は無言で執務室に入ってくると、笑顔を崩さないままこちらに近付いてくる。あ、これアカン奴や。
「さて提督。いつもの時間にいらっしゃらないので心配してたんですが……重役出勤の理由、お聞かせ願えますか?」
「え、えっと、あの、その……すいませんでした。」
提督、渾身のドゲザである。その後、午後はたっぷり残業を強いられ、疲労のあまりに店は早霜に任せた。久しぶりの夫婦水入らずを満喫できたという点に関しては、大淀に礼を言わねばなるまい。怒られそうだが。
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