■卵料理……食べりゅ?・2
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cmの長さに切り揃える。
卵、生クリーム、牛乳、塩、胡椒を混ぜて卵液を作り、炒めた具材とほうれん草、プロセスチーズを加えて更に混ぜればキッシュの生地の完成だ。
冷凍パイシートは袋に書いてある通りに室温に戻し、綿棒で一回り大きくなるように伸ばす。直径20cmのパイ皿にシートを隙間なく敷き詰め、はみ出した部分は包丁やナイフでカット。縁をフォークで抑え、パイシート全体に膨らみすぎを防止する為の空気穴を開ける。後はキッシュ生地をパイシートに流し込み、180℃に余熱したオーブンで25〜30分、こんがりとした焼き目が付くまで焼き上げれば完成。……だが、待っている間にもう一品作りながら会話に混じるか。
「しっかしなぁ、提督は胸囲で差別し過ぎやでホンマに。」
ぶすっとした表情でワインを煽る龍驤。そんな俺は茹で玉子を支度している。
「してるつもりはねぇんだがなぁ。」
実際のところ、ウチの航空戦力は充実している。満遍なく鍛えてきた事もあり、錬度の差は殆んどない。
「違いますよ提督!私達が言いたいのは、戦闘に関する事じゃなくて日常生活での事ですっ!」
ダン!とグラスを叩き付けてこちらを睨み付けて来るのは大鳳。日常生活?はて、それこそ差別なんざした覚えはねぇんだが。
「だって提督、ケッコンした娘はみんなおっきいおっぱいじゃないですかぁ!」
うぐ、そこを突かれるとさすがに弱い。確かに言われれば嫁艦には豊満なバストの持ち主が多い。
「あのなぁ、ウチは戦艦と正規空母の運用がメインだぞ?必然的に錬度が上がってくモンだろうが。」
「でもでもぉ、正規空母なら葛城ちゃんもいるし、ずいずい……じゃなかった、瑞鶴だって…。」
赤ら顔で今にも泣きそうな目をしている瑞鳳。
「葛城はウチの空母勢の中でも後発組だろうが。それに、お前ら知らんかも知れんが、アイツ改ニになってからバストサイズ2カップ位デカくなってんぞ?」
「なんやて工藤!?」
「だれがバーローだこの野郎!」
龍驤の会心のボケに間髪入れずにツッコミを入れる。割りとよくあるやり取りだがまぁ、今は置いておいて。
「て、提督……今の本当ですか?」
大鳳が青冷めて小刻みに震えている。それほどの衝撃的な事だろうか?
「あぁ、まぁな。瑞鶴とケッコンしたのは改ニ前でな。その日の内に夜戦(意味深)してな。この間の横須賀遠征の時もした時に確認したからな、間違いねぇよ。」
なんでこんなに夫婦生活を赤裸々に語っているんだろうか。自分で話しておいて気恥ずかしくなってきた。
「そ、そんな……。あのずいずいが…!」
「う、裏切りやっ!これは『貧乳艦娘同盟』に対する背信行為やでぇ!」
おい、な
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