暁 〜小説投稿サイト〜
落ちこぼれの成り上がり 〜劣等生の俺は、学園最強のスーパーヒーロー〜
番外編 生裁戦士セイントカイダーll
第4話 初代と三代目
[6/6]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
、と言いたいのだろうか?
「一人で戦う」なんて、人間じゃできない。ロボットでない限りは。
だけど、人間はロボットにはなれない。だから、代わりに人が集まってそれに匹敵する働きを行う。
――それが、今あるセイントカイダーの制度だと言うのか。弱みを見せてしまうのも、人間である以上はどうにもならない、と?
「俺も将来はヒーロー活動を再開する予定だが、その時は一人じゃない。一人で戦うってのが、どれだけしんどくて、苦しいことなのかが身に染みてるからな」
「それも、あなたが人間だから――ですか?」
「もちろんさ。当然、栂君もな」
人間は、たった一人ではヒーローになれない。
――彼は、俺にそう伝えたかったのだろうか。
俺の思考回路がその結論に到達しようとした瞬間、ポケットの携帯が着信を知らせる振動を起こした。世に言うバイブ機能だ。
少し路郎先輩に目配せしてから、俺は携帯を取り出して通話に出る。
――絵麗乃からだった。麻薬密売組織の件についての報告だろうか?
「もしもし? どうし――」
『勇亮君! 助けてぇっ!』
――!? な、なんだ……!?
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ