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トラベル・トラベル・ポケモン世界
23話目 古代の生命3
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のは作り出された不思議空間が原因だと断定したグレイは、不思議空間の外に行くよう指示した。
 しかし、ポリゴン2は不思議空間に真ん中に居座って“チャージビーム”で攻撃してくる。
「姐さん! 力づくでアヒル野郎を引きずり出せ! 全力の“メガトンパンチ”!!」
 ハピナスは“メガトンパンチ”を発動し、自身の拳にゆっくりと凄まじい力を込める。ポリゴン2から“チャージビーム”による電気の束が放たれてハピナスにダメージを与えるが、ハピナスは動かない。
 次の瞬間、拳にためた力を一気に解法し、ハピナスは拳を突き出したままの姿勢で弾丸のような勢いで飛び出してポリゴン2に迫り、殴り飛ばした。
 吹っ飛ばされたポリゴン2は、その勢いで不思議空間の外に放り出され、瓦礫の山に突っ込んだ。瓦礫の山が音を立てて崩れる。
「無駄ですよ。ポリゴン、“ワンダールーム”」
 しかし、不思議空間から引きずり出されたポリゴン2は、再び“ワンダールーム”で自分を中心として2個目の不思議空間を作り出した。
 例えポリゴン2を不思議空間から追い出しても、また新たな不思議空間を作られるだけである。グレイの作戦は失敗に終わった。
「レパ! 姐さんを盾にするのはもう止めだ! レパも姐さんも、ばらけて別々に攻撃しろ!」
 グレイの指示により、レパルダスとハピナスは2手の分かれて別々の方向からポリゴン2に迫ろうとする。
 しかしオコトが新たな技を指示する。
「ポリゴン、“でんじほう”で壁を作るのです」
 ポリゴン2は、大砲のような電気を発射するという、非常に威力が高い電気タイプの特殊攻撃技“でんじほう”を発動した。
 “でんじほう”により放たれた電気の塊は、不安定な軌道と遅い速度でハピナスに迫った。
 電気の塊に向かって、ハピナスが“メガトンパンチ”による凄まじい拳の一撃を放った。しかし、拳の一撃は電気の塊を弱めただけで消し去ることはできず、電気の塊がハピナスに着弾して大爆発を引き起こす。
 その隙にレパルダスがポリゴン2に攻撃するが、すぐさま“チャージビーム”の電気の束でレパルダスは押し出され、“でんじほう”の電気の塊で壁を作られる。
 ポリゴン2は次々に“でんじほう”で不安定な軌道で遅く進む電気の塊を撃ち出し、レパルダスとハピナスの接近を防ぐ。さらに時折“チャージビーム”の電気の束で遠距離攻撃してくる。
 グレイは自分が不利な状況になるのを感じつつ、周りの状況を見渡す。





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 まず、グレイから見て左側の戦場。
 レパルダス、ハピナス、敵のポリゴン2が戦っている場所である。
 先ほどは、特殊攻撃に強いハピナスが有利に戦っていた。
 しかし現在は、ポリゴン2の“ワンダールーム”の不思議空間によって、ハピナ
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