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トラベル・トラベル・ポケモン世界
23話目 古代の生命3
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新たな作戦により覆されることになる。
「ゴルーグはギャラドスを止めて。ネンドールはこちらに」
 オコトの指示で、ネンドールはギャラドスから離れてオコトの隣に帰っていく。それを追うギャラドスをゴルーグが邪魔する。
 とりあえず強い相手を殴れればそれで満足なギャラドスは、標的をゴルーグに移した。
「ゴルーグ、“じゅうりょく”を使いなさい」
 オコトが新たな技“じゅうりょく”をゴルーグに指示した。
 突如、ゴルーグの周囲の重力が異常に強くなった。強い重力に押しつぶされてギャラドスは飛行することができなくなり、瓦礫の散乱する床でヘビのように這いつくばることになった。
 先ほどギャラドスとゴルーグから離れたネンドールは、強い重力の影響を受けることなく浮き続けている。
「さあネンドール、“だいちのちから”で攻撃。ゴルーグは“じしん”です」
 ゴルーグは、這いつくばるギャラドスを自身のゴツい脚でグシャリと踏みつけ、地面を伝う衝撃波を発生させて攻撃する地面タイプの攻撃技“じしん”でギャラドスを攻撃する。
 さらにネンドールが“だいちのちから”でギャラドスの下側から激しく土を噴出させて攻撃する。
 どちらも地面タイプの技で、普通なら飛行タイプのギャラドスには効かない技である。しかし、地に這いつくばる今のギャラドスに飛行タイプの特徴などどこにも無かった。
 ギャラドスは“たきのぼり”で水をまとって、自身を踏みつけるゴルーグに突撃する。しかし、ゴルーグ(330.0kg)による踏みつけの押さえの力は、強い重力に影響もあり、なかなか引き剥がすことができない。

 さらに、オコトが新たな指示を出す。
「ポリゴン、“ワンダールーム”です」
 オコトの指示により、ポリゴン2が“ワンダールーム”を発動した。ポリゴン2の周囲に摩訶不思議な空間が作り出された。
「さあポリゴン、“チャージビーム”です」
 オコトの指示により、ポリゴン2が“チャージビーム”で電気の束を飛ばした。先ほどまでと同じく、ハピナスが盾となって技を受ける。
 しかし、先ほどと違い、ハピナスは電気の束を受けた途端にダメージでよろめいた。ハピナスは踏ん張ることができず、後ろに押し出され、“チャージビーム”による電気の束がハピナスの後ろにいたレパルダスにまで及んだ。
 グレイは知らないことであるが、“ワンダールーム”で作り出された不思議空間の中にいるポケモンは、防御力と特殊防御力が入れ替わった状態になる。ハピナスは普段は特殊攻撃に強いポケモンであるが、“ワンダールーム”の不思議空間の中にいる間は物理攻撃に強いポケモンとなり、特殊攻撃に強いという特徴は消し去られるのである。
「姐さん! その変な場所の外で戦え!」
 “ワンダールーム”の効果は知らないが、突然ハピナスが大きなダメージを受けた
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