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トラベル・トラベル・ポケモン世界
23話目 古代の生命3
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による電気の束。グレイはとっさに自分の前にハピナスを出現させて電気の束を防いだ。
「すまん姐さん! 突然出して盾に使ったりして!」
 グレイの謝罪に対して、ハピナスは優しい笑顔を返した。
 先ほど戦いを始めたイザルとライフ団のナオミは、戦いながら場所を移動しており、既にグレイの近くにはいなかった。
 オコトのポリゴン2が“チャージビーム”を放ったことで、グレイも完全に戦う流れである。グレイはハピナスの他にもビビヨンとレパルダスを出した。
 本当はグレイはギャラドスも出して戦わせたかった。しかし屋内(おくない)の天井が低い場所で、空中を飛行して移動し、さらに高さが6.5mもあるギャラドスを戦わせることはできないとグレイは判断した。

 グレイのビビヨン(高さ1.2m)とレパルダス(高さ1.1m)とハピナス(高さ1.5m)。
 オコトのネンドール(高さ1.5m)とポリゴン2(高さ0.6m)が対峙する。
 グレイは敵のポケモン2体を観察する。
(オレの勘だが、2体とも物理的な攻撃よりも特殊攻撃が得意そうだな。なんか浮いてるし、超能力的な感じだろ。種族の常識にとらわれない姐さんみたいな規格外の可能性も0じゃないが、そんな奴そうそういないだろ……KKを戦わせられないのは厳しいが、特殊攻撃に強い姐さんがいれば何とかなるだろ)
 相手を観察するグレイに対し、オコトがさっそく自分のポケモンに攻撃指示を出す。
「ネンドール、“げんしのちから”。ポリゴン、“チャージビーム”。どちらも狙いはビビヨンです」
 グレイも素早く指示する。
「姐さん、受け止めながら進んで殴れ! レパは後に続け! ビビはここで“むしのさざめき”!」
 ビビヨンに向かって飛ばされる2つの技。
 原始の力を解放して岩を浮かせて飛ばす、岩タイプの特殊攻撃技“げんしのちから”。
 電気をためて自分をパワーアップさせながら、同時に電気の束を相手に発射して攻撃できる、電気タイプの特殊攻撃技“チャージビーム”。
 これら2つの攻撃を、ビビヨンに代わってハピナスが受け止めた。
 ポリゴン2の“チャージビーム”を受けようとも気にせず前に進むハピナスであったが、ネンドールの“げんしのちから”を受けた時にはダメージでよろめいた。
(まじか! あの姐さんが特殊攻撃でよろめくとは……あのネンドールどんだけ強いんだよ!)
「姐さん! あのネンドールから先に殴れ!」
 グレイはネンドールへの警戒度を一気に高め、先に処理することに決めた。
 さらに“チャージビーム”を飛ばそうとするポリゴン2を、ハピナスの後ろに隠れていたレパルダスが“ねこだまし”で怯ませて止める。
「ネンドール、“コスモパワー”です」
 ネンドールは、自身の防御力と特殊防御力を上昇させる技“コスモパワー”を発動した。

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