23話目 古代の生命3
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の水たまりや周囲の雨粒を吸収しながら凄まじい勢いでゴルーグに突撃した。
あまりの威力にゴルーグは怯んで“じしん”を中断させられ、体勢を崩して転倒した。
「ビビ! 今!」
転倒したゴルーグに向かって、ビビヨンが“しびれごな”で麻痺効果のある粉をあまり広がらないように撒いてゴルーグを麻痺させた。
さらに、ギャラドスが転倒したゴルーグにのしかかりながら“こおりのキバ”による冷気をまとった牙で攻撃する。
「ゴルーグ、とにかく“じしん”です! ネンドールは“だいちのちから”!」
「とにかく攻撃!」
ゴルーグは転倒した体勢のまま無理やり“じしん”を発動する。再びネンドールも巻き込んでビビヨン、ハピナス、ギャラドスにダメージを与える。
対してグレイは、防御よりも攻撃を指示した。あちこちの地面から土が噴き出しながら、さらに衝撃波も飛び交うという混沌とした状況では回避をしても意味が無いとグレイは考えたのである。
ビビヨンは“むしのさざめき”、ハピナスは“メガトンパンチ”でネンドールをそれぞれ攻撃する。ギャラドスはゴルーグに襲いかかる。
「KK、“にらみつける”!」
「無駄です。ゴルーグ、“てっぺき”」
ギャラドスが“にらみつける”で、ゴルーグを睨みつけることで不思議な念を送ってゴルーグの防御力を下がった状態にした。しかし直後にゴルーグは“てっぺき”で体を硬くして自身の防御力を大幅に上昇した状態に戻した。
ゴルーグの防御力を下げてもすぐに打ち消される。さらにギャラドスは、直接的な破壊力をもたない“にらみつける”を何度も使ってくれる訳ではない。相手の防御力を下げて戦うというグレイ方法は失敗に終わった。
少しの間、混沌とした激しい攻撃の撃ち合いが続いた。
しかし、ハピナスは元々ポリゴン2に無理に突撃した時にダメージがたまっており、ビビヨンはそもそも打たれ弱いポケモンである。
ついにビビヨンとハピナスは戦闘不能となって倒れた。
グレイは一瞬、レパルダスと敵のポリゴン2の戦いに目をやった。
すると、ちょうどポリゴン2を倒し終わったレパルダスが、ギャラドスに加勢に向かうのが見えた。
現在、場に残っているポケモンは、ギャラドス、レパルダス、敵のネンドール、敵のゴルーグ、の合計4体である。
ギャラドスは、先ほどネンドールとゴルーグの2体を食い止めていた影響で、大きく体力が減っている。
レパルダスは、ポリゴン2を捨て身で攻撃した影響で、体力が減っている。
敵のゴルーグは、“てっぺき”で防御力が大幅に上昇しているとはいえ、ビビヨンの狙撃やギャラドスの激しい攻撃に晒されて、大きく体力が減っている。
敵のネンドールは、ビビヨンの狙撃やギャラドスの攻撃を受けているものの、元々の地力の高さ
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