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トラベル・トラベル・ポケモン世界
23話目 古代の生命3
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 再び山奥にある謎の施設に舞い戻ったグレイとイザル。2人はライフ団のオコトとナオミがいた広い空間を目指して歩く。
 2人はやがて先ほどの広い空間へとたどり着いた。先ほどと同じく、そこにはライフ団のオコトとナオミが、地下へ通じる階段を塞ぐように立っていた。
 オコトの前には、先ほど出した2体のポケモンが浮いている。ネンドールとポリゴン2である。

 ネンドール、どぐうポケモン。地面タイプかつエスパータイプ。高さ1.5m。
 土偶のような形をした化け物で、8個ある目と口が顔を1周するように配置されているおぞましい外見である。
 古代の泥人形が怪光線を浴びて生命を宿したと噂されるポケモンである。

 ポリゴン2、バーチャルポケモン。ノーマルタイプ。高さ0.6m。
 体は青色と赤色で、アヒル人形のような形をしている。
 人工的に作られたポケモンである。

「何をしに戻ってきたのかしら?」
 ライフ団のナオミが、グレイとイザルに問いかけた。
 イザルが答えて言う。
「……アンタら、プテラが暴れた事件に何か関係があるんだろ? しかもアンタらライフ団は、ずいぶんとトラベル地方で暴れている組織みたいだな。ここでおとなしく捕まってもらうぜ」
「あらあら、治安組織のおっさんも無しに、どうやって私たちを捕まえるって言うのかしら? ポケモンで力づくでやるのかしら?」
 そう言いながら、ナオミもモンスターボール2つ取り出してアーマルドとユレイドルを繰り出した。
「……おいおい、アーマルドとユレイドルだと!? ……アンタ、もう隠す気ないだろ、どっちも古代ポケモンじゃないか! どう考えてもアンタら、プテラのことを知っているだろ!?」
「あらあら、何の話かしら」
 イザルの言う通りアーマルドとユレイドルは、どちらも古代の化石から復元されるポケモンである。
「さて、力づくで私たちを止められるかしら?」
 イザルも自分のポケモンを出し、ナオミに対抗する。
 こうして、イザルとライフ団のナオミの戦いが始まった。

 一方、グレイとライフ団のオコトは、すぐに戦いを始めることなく、隣で始まったイザルとナオミの戦いから離れつつ会話していた。
「グレイ君と言いましたね。あっちのナオミと戦っている彼については聞きましたが、君は何をしにここに戻って来たんですか?」
「まあ……付き添いだな。あの隣で戦ってるイザルって奴が、悪が許せないって言うからな。それに、オレもライフ団には個人的に迷惑かけられたからな。八つ当たりでもしようかと思ってな」
「ほう? ライフ団に迷惑をかけられた? 何をされたんです?」
「幸運の家って知ってるか? あそこのラッキーを強奪しようとするお前たちと戦ったんだよ! 命を研究してるとか言ってた気がするが、ずいぶんと野蛮な組織だな
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