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終わらないジングルベルを 〜ラブライブ!サンシャイン!!アンソロジー企画〜
一番の笑顔
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「ただいま〜」

「お邪魔します」

千歌の家の中に入ると居間には台所で食器洗いをしている、志満姉さんの姿があった。

「あら〜いらっしゃい」

「お邪魔してます」

「後でおやつ持っていくわね」

「ありがとー」

居間を後にした俺と千歌は千歌の部屋に移動した。ここに来るのももう何回目だろうか。小さい頃から何度来ているため覚えていない。

でも2人とういのはあまりない。最近は曜と梨子を入れて4人とかが多い。

「結局来ちまった……」

「いいじゃん!いいじゃん!どうせ暇でしょ?」

「そのどうせはやめろ。またアイアンクローされたいか?」

「それは勘弁してよ………」

暇なのは暇だけどどうせとか言われるのは気にくわない。こっちがいつも暇してるとか思われたくないからな。

すると部屋のドアが開き志満姉さんがお盆を持って入ってきた。お盆の上にはお菓子やお茶が乗っていた。

「千歌ちゃん練習なかったの?」

「うん。みんな用事があったからなくなったの」

「あらそう〜。だから一緒に帰ってきたの」

ん?志満姉さんはなにか勘違いをしているようだな。

「いやいや。俺は千歌と付き合ってる訳じゃないですよ」

「え?まだ付き合ってなかったの?」

「なんで付き合う予定なの!」

「そうそう。千歌の言うとおりだ」

どうやら俺と千歌は付き合ってると思ってたらしい。さすがに俺と千歌が付き合うのはないな。千歌もこんな男嫌だろうし。

「でも、そのうちわかる時がくるわよ」

志満姉さんは謎の言葉を残して部屋を出て行った。

どういう意味だ?そのうちわかる時が来るって………

因みに俺と千歌はよく付き合ってるの?と聞かれる時が多々ある。それはお互い一緒らしい。まぁ理由としては仲が良いのといちゃいちゃしてる訳ではないけどお互いに触れることが多い。例としてはさっきのアイアンクロー辺りだ。

「志満姉まで……」

「まそんなに気にしてもしょうがないだろ?」

「それは…そうだけど」

「ああは言うけど、志満姉さんは彼氏とか居ないのか?」

「うん。全く聞かない」

確かに俺もたまに出掛けた時に買い物してる志満姉さん見ることはあるけどそれ以外はないな。ん〜気になるな。

「あ、でも美渡姉さんは彼氏とか居ないよな〜」

「あ〜確かにね。だって美渡姉に彼氏出来たら大事だよ」

「だな。あの美渡姉さんに彼氏はない」

この時俺はかなり油断していた。まさか居るとは思わず結構大きな声で言ってしまった。

「なんだって?誰が彼氏が出来ないだって?」

「げっ!?美渡姉さん………」

「げっ!?じゃないわ!げっ!?じゃ!」


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